カンザスシティ・チーフスのセーフティ（S）エリック・ベリーはその輝かしいキャリアのわりに、たった1度しかプレーオフでの勝利経験がない。そんなベリーがフィールド上でプレーオフ2度目の勝利の美酒を味わうチャンスは少なそうだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロは現地の情報筋の話を元に、チーフスは足を負傷中のベリーが現地12日（土）開催のディビジョナルラウンド（対インディアナポリス・コルツ）に出場しない想定で歩を進めているようだと伝えた。より具体的に言えば、かかとを痛めているベリーを練習中のチーフスがディフェンス陣に加えていないということだ。

10日、チーフスのヘッドコーチ（HC）アンディ・リードがこの日の練習も欠席したベリーのステータスに関して深く言及することはなく、シンプルに「毎日の様子見が必要だ。今シーズンを通した動きと変わらない」と明かすのみだった。

今シーズン、プロ9年目のベテランSはシーズン第15週と16週の2試合だけに出場し、タックル11回を記録するのみにとどまっている。

一方で、足を負傷中のワイドレシーバー（WR）サミー・ワトキンスの方が期待値は少し高いようだ。リードHCはベリー同様、ワトキンスについても詳細は述べなかったものの、10日の練習はポジティブな内容だったようだ。今季のワトキンスはロサンゼルス・ラムズとのシーズン第11週から欠場を続けている。

ハムストリングを痛めているランニングバック（RB）のスペンサー・ウェアもまた、10日の練習で制限を受けていた。現在のところ、ベリー、ワトキンス、ウェアの3人はいずれもクエッショナブル登録となっている。

【S】