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バイキングスがキュービアックをオフェンシブコーチとして雇用

2019年01月15日(火) 09:41

ミネソタ・バイキングスの本拠地USバンク・スタジアム【Todd Rosenberg via AP】

ゲイリー・キュービアックがNFLのコーチングスタッフとして戻って来る。ただし、今回の職場はデンバーではないようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地の情報筋の話を元に伝えたところによると、現地14日(月)にミネソタ・バイキングスが元デンバー・ブロンコスとヒューストン・テキサンズのヘッドコーチ(HC)を雇用したようだ。しかしながら、キュービアックの正式な役職名はまだ決定していないとのことだ。

14日午前にバイキングスと面会したキュービアックだが、その翌日にはジャクソンビル・ジャガーズのインタビューを受けるためにジャクソンビルへと飛び立つ予定だった。どうやら、バイキングスはキュービアックをよそへ行かせたくなかったようだ。

キュービアックのコーチングスタッフ入りに加え、バイキングスはその息子であるクリント・キュービアックもチームに迎え入れるようだ。クリントは新攻撃コーディネーター(OC)ケビン・ステファンスキーの下でクオーターバック(QB)コーチを務めることになる。

クリントは2013年と2014年の2シーズンをビル・マスグレイヴとノーブ・ターナーの下、クオリティコントロール兼ワイドレシーバー(WR)アシスタントコーチとしてバイキングスに勤めた。また、若きキュービアックにはバンス・ジョセフが率いたブロンコスでQBコーチとオフェンスのアシスタントコーチを担った経験がある。

一方のゲイリーはNFLで10年間をHCとして過ごし(テキサンズで8年、ブロンコスで2年)、ブロンコス時代の21勝11敗とポストシーズンでの3勝負けなし(第50回スーパーボウル制覇)という結果も含む、通算82勝75敗という戦績を収めている。人生すなわちフットボールであるゲイリーは、2016年シーズンに健康上の問題を理由としてコーチを退任。ここ2年間はジョン・エルウェイの下、選手人事のシニアアドバイザーとしてブロンコスに所属していた。

ブロンコスが新HCにビック・ファンジオを雇用した後で元シカゴ・ベアーズの守備コーディネーター(DC)であるファンジオと面会していたことから、ゲイリーがそのスタッフに加わることが予想されていた。しかしながら、NFLネットワークのイアン・ラポポートが先週金曜日に伝えた情報によると、攻撃的哲学の違いなどもあってか、最終的にはブロンコスのスタッフ編成プランは変更になったようだ。その後、ブロンコスはマイク・マンチャックをオフェンシブライン(OL)コーチとして雇用したが、まだOCポジションは空きとなっている。

新たな街へとやって来るキュービアックは、プロフットボールの世界で35年目の新たなスタートを切ることになる。

【S】