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引退は考えていないとペイトリオッツTEグロンコウスキー

2019年01月15日(火) 10:24

ニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Charles Krupa】

ニューイングランド・ペイトリオッツのスタータイトエンド(TE)にとって、先週末に開催された試合がジレット・スタジアムでのキャリア最終戦だった可能性はあるのか。

ロブ・グロンコウスキーが今季終了後の引退を考慮しており、近しい人物らはグロンコウスキーがフィールドを去るつもりだと信じているとの『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによる報道を受け、グロンコウスキー本人は現地13日(日)に開催されたロサンゼルス・チャージャーズ戦中に本拠地の景色を目に焼き付けていたわけではないと主張した。

最後のホームゲームになるのかと問われたグロンコウスキーは「LAとのゲームだけに集中していたし、今週もまだ同じことだ。今は全部を出し切ってクタクタさ。今度はカンザスシティ・チーフスが相手。また新たな準備の週だ。そういうことを考えたことはなかった。つまりは、全精力を注ぎ、自分たちがやらなくてはならないことだけに集中する必要があるということ。そして、チームが来週も勝てるように自分のやるべきことをやり続けるだけだよ」と明かした。

2018年シーズンが終了に近づく中、グロンコウスキーはチャージャーズ戦でも不調気味であり、わずか1回のキャッチで25ヤードを記録するのみだった。それでも、グロンコウスキーの存在は成績に反映されないところでチームに大きな影響を与えていたと言えるだろう。チャージャーズがグロンコウスキーの動きを封じようとすればするほどワイドレシーバー(WR)陣がオープンとなり、ジュリアン・エデルマンも何度かその恩恵に預かっていた。また、グロンコウスキーの正確なブロックによってできた巨大なホールも、ソニー・ミシェルの好パフォーマンスに大きく貢献していたはずだ。

アローヘッド・スタジアムで開催されるチーフスとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに臨むグロンコウスキーは、1試合1試合をあるがままに自身の未来として受け入れると語っている。

グロンコウスキーは「今考えているのは・・勝利の美酒を味わうこと。それこそ自分たちのやることさ。今晩は勝利を祝うんだ。実際にこの辺でかな。そうするよ、たった一晩だけね。それで、明日の朝に起きたらもうカンザスシティへ向かう。だから、数時間は楽しめる。そうするつもりだし、その後で来週について考えるよ」とも述べていた。

チーフス戦で勝とうが、負けようが、グロンコウスキーの将来はスーパーボウルに先立って話題を集めることになりそうだ。

【S】