ニュース

2019年ドラフト目玉のカイラー・マレーがNFLドラフト参加を宣言

2019年01月15日(火) 11:42

2018年NFLドラフト【Perry Knotts via AP】

ハイズマントロフィーの獲得者となったクオーターバック(QB)カイラー・マレーが2019年のNFLドラフトに参加する。

オクラホマ大学の司令塔であるマレーは自身がアーリーエントリーの願書を提出したことを公表した。

マレーは『Twitter(ツイッター)』で「NFLドラフトへの参加を宣言した」と記している。

マレーに関しては2019年のNFLドラフトに参加するのか、プロ野球選手になるのか、はたまた、オクラホマ大学でもう1年を過ごすのかという疑問が飛び交っていた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはNFLドラフトに参加するとしたマレーの判断がフットボールの世界だけに可能性を狭めることはなく、1つの選択肢を与えるだけだとも指摘している。ただし、マレーがアーリーエントリーを宣言したということは、カレッジ復帰の可能性が選択肢から除外されたということだ。

マレーは2018年のMLBドラフトでオークランド・アスレティックスからドラフト1巡目での指名を受けた。ここ数日間を通じ、アスレティックスはマレーを野球界に引き入れようと試みており、NFL入りから遠ざけようとしているとの報道もなされている。

ただし、NFLドラフトに参加するとのマレーの決断は、最終的にフットボール界入りしたいという本人の意志を示していると言えよう。

ハイズマントロフィーを獲得したマレーは正確無比なパスとダイナミックなラン能力で見る者をわくわくさせるQBだ。オクラホマ大学のウェブサイトを見る限り、身長約178cm、体重約88kgといったマレーのサイズに関しては、NFLコンバインとドラフトプロセスで話題になるはずだ。

ドラフトで指名されるすべての新人に疑問符は付くものだが、マレーのダイナミックなプレーや、今なお高まっている若きパサーを欲するNFLチームの需要を考えれば、1巡目指名の可能性は十分にあるだろう。また、保証されたMLBとの契約を締結していないことも、マレー本人が4月25日中に自分の名前が必ずコールされると確信していることを示している。

マレーとオハイオ州立大学の司令塔であるドウェイン・ハスキンズらが2019年ドラフトで1巡目に指名されるQBの筆頭候補となっている。

ただし、ラポポートはツイッターで「カイラー・マレーは今、NFLスカウトから自身のドラフトポジションに関するフィードバックを手にしようとしており、どうやら複数のスカウトが彼をドラフト2巡目、もしくは、3巡目と見ているようだ。マレーにはまた、野球界からの超大型契約が待っている。大いなる決断はまだ定まっていない」と語っている。

【S】