クオーターバック（QB）アレックス・スミスがシーズン終了となった要因である足の骨折および感染症を乗り越えて以降、初めて公の場での姿がとらえられた翌日に、チームのフロントオフィスはスミスが再びフィールドに復帰する可能性について楽観視していることを明らかにした。

ワシントン・レッドスキンズの球団社長であるブルース・アレンは現地22日（火）、シニアボウルが開催されていたアラバマ州モービルにて記者に対してこのように述べていた。

「彼はよく動き回っているし、順調に回復している。アレックスと彼の家族にとってはかなりタフなことだ。みんなからの愛情やケアが少なからず彼らの助けとなっている」

「どうなるかはこれから次第。われわれは楽観的に見ている。もし誰かが戻って来るとすれば、それはアレックスだ。彼は昨日のゲームでバスケをやりたがっていたみたいだしね。これからの判断になる」

アレン球団社長はチームが新たなQBを加えるかどうかに関しては言及することなく、「われわれはチームの全ポジションについて優先順位をつけている。フリーエージェント（FA）市場とドラフトで得られそうな選手も確認中だ」と明かし、スミスがさらなる手術を必要とするかどうかについても「それに関しては何も言うつもりはない。私はドクターではないからね・・・アレックスはドクターや奥さんのアドバイスに従うだろう。どうなるかはこれから分かってくる」と語っていた。

スミスはシーズン第11週に足を複雑骨折してシーズン絶望となり、その直後に複数回の手術を受けていた。さらには感染症も患い、退院したのは12月半ばのことだ。スミスは21日にワシントン・ウィザーズ（NBA）のゲームを観戦した際、右足には固定具をはめており、ロッカールームでは松葉杖をつく姿も見られていた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは22日、「スミスの回復は思ったように順調に進んでいるようだ。ただし、いつの日かプレーすることができるとしても、2019年シーズンにワシントンD.C.でQBとして先発するのはかなり望みが薄そうだ」と伝えている。

スミスを除くとチームに在籍するQBはコルト・マッコイだけで、彼は2019年シーズンもレッドスキンズのロースターに登録される。そのマッコイが今季中にシーズン絶望となる負傷を負った際にはジョシュ・ジョンソンやマーク・サンチェスがその穴を埋めていた。しかし、彼ら2人はリーグの新年度が開始すればFAとなる予定だ。

レッドスキンズが2018年のオフシーズンにカンザスシティ・チーフスから獲得したスターQBは4年の延長契約の初年度を迎えようとしている。2019年のスミスのキャップナンバーは2,040万ドル（約22億4,000万円）でチーム最高額となっている。

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