レッドスキンズOCは元パスゲームコーディネーターのオコネルに
2019年01月30日(水) 10:00ワシントン・レッドスキンズがオフェンシブスタッフの入れ替えを行っている。
チームは現地29日(火)午後、元パスゲームコーディネーターのケビン・オコネルを攻撃コーディネーター(OC)に昇格させたと発表した。オコネルは過去2シーズンにわたってOCを務めてきたマット・カバノーと交代するが、カバノーはシニアオフェンシブアシスタントとしてチームに残る模様だ。
オコネルにとっては初となるOC職。ここ2年間、オコネルはレッドスキンズでパスゲームコーディネーター兼クオーターバック(QB)コーチを担っていた。もともとはヘッドコーチ(HC)マイク・ペティンの下、QBコーチとしてクリーブランド・ブラウンズに、チップ・ケリーHCの下、オフェンシブアシスタントとしてサンフランシスコ・49ersに所属していた人物だ。2008年にニューイングランド・ペイトリオッツから3巡目で指名を受けたオコネルは5シーズンを通じてウェイバーを経験するなど、複数チームに所属した後でコーチに転身していた。現役時代のオコネルはQBとして2試合に出場、23パスヤードを記録している。
33歳のオコネルは、ここ2年間はカバノーOCの下で故障者の続出によって実力を発揮しきれなかった攻撃陣を引き継ぐことになる。2018年のレッドスキンズはQBアレックス・スミスとコルト・マッコイがシーズン途中に共にシーズン絶望となる足の負傷を負い、新人ランニングバック(RB)デリウス・ガイスはシーズン開幕前にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂するなど、故障者が多発した。QBスミスに関しては2019年シーズンをまるまる欠場するとの予想もあり、新OCとなるオコネルにとっての最初の難題はフットボールで最も重要なポジションとされるQBポジションの穴埋めだろう。
カバノーOCが攻撃陣を率いた1年目は、トータルとスコアリングオフェンスで共にリーグ16位にランクインしていたものの、2年目にはそれぞれ28位、29位に急落した。
レッドスキンズのOCはショーン・マクベイ、カバノー、そして、今回のオコネルと、ジェイ・グルーデンがHCとなってから3回目の入れ替えとなった。
レッドスキンズはまた、ディフェンシブライン(DL)コーチのジム・トムスラがチームで3年目のシーズンを迎えることも発表している。
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