2018年度の年間最優秀選手賞を受賞したクオーターバック（QB）パトリック・マホームズには多くの才能がある。しかしながら、カンザスシティ・チーフスはマホームズにその他のスキルを披露してもらいたくはないようだ。

今週、チーフスのエースQBが知人らとバスケットボールに興じるビデオがネット上で話題となったが、チーフスはこれをよく思わなかったようだ。

地方スポーツラジオ番組『810 WHB』に対してジェネラルマネジャー（GM）ブレット・ヴィーチは、マホームズがクロスオーバーのドリブルやスピンで相手ディフェンスを悠々と抜き去るビデオを見たチームがマホームズの代理人とすぐさま連絡を取ったことを明かした。

ヴィーチGMは「そうだ、パット（パトリックの略称）・マホームズがバスケットボールをプレーしているというツイートを見た。われわれはすぐにそれに対処し、おそらくは電話をかけるまで2秒程度だったろうか、彼の代理人とすぐに連絡を取ってそれは絶対に“ノー・ノー”だと伝えた。だから、（チーフスの）キングダムはマホームズに関してコントロールできていると安心して良い。パットには“ノー・モア・バスケットボール”だ」と語り、次のように続けている。

「われわれは早い段階でその問題を収束させることができ、今後、パットにはバスケットボールをプレーするプランがないものとして安心している」

チームが心配するのも理解できる。その場の仲間たちで突発的に行われる他競技のゲーム中にチームの看板QBがケガするなどという話はごめんだろう。しかしながら、コーナーバック（CB）のリチャード・シャーマンは、バスケットボールをプレーすることに関する契約上の規定がなければ、マホームズが自らチームのその命令に従うか背くかを決めたとしても何も言えないはずだと指摘している。

チーフスの番記者であるブルーク・プライオアーは『Twitter（ツイッター）』で「マホームズとの会話は楽しげだったようで、チーフスGMヴィーチは“たくさんの相手をアンクルブレイク（ドリブルでバランスを崩して転ばすこと）していたが、自分のだけは絶対にブレイク（壊す）なよ”と伝えていたようだ」と記している。

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