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難病を患ったカウボーイズCフレデリックがフィールド復帰へ前進

2019年02月14日(木) 12:06


ダラス・カウボーイズのトラビス・フレデリック【James D. Smith via AP】

ギラン・バレー症候群と診断され、2018年シーズンをまるまる療養に充てていたダラス・カウボーイズのオールプロセンター(C)トラビス・フレデリックが復帰に向けて着実に前進しているようだ。

フレデリックは現地12日(火)晩、チームの公式サイトを通じて90%から95%くらい健康な状態であれば、今春中にワークアウトが開始した際にはチームメイトと一緒に参加したいとの希望を語った。フレデリックは「100%完璧な状態になれるかどうかは分からない。どの程度になるかもね。ここまでのプロセス全体を通じて感じてきたことを、今後も同じように感じるだろう」と明かした。

フレデリックが公表したギラン・バレー症候群とは、不具合を起こした免疫システムが誤って自らの神経システムを攻撃してしまうものである。このような状況下において、復帰へのタイムテーブルを設定することはできない。

しかしながら、フレデリックは復帰に向けてウェイトルームでは成果を挙げてきているとも述べている。

「今の時点では以前にできていたほぼすべてのことが可能になっている。今、自分がトップスピードで走れるかって? その数値を計ったことがないから分からないね。昔と同じような高さを飛べるかって? それはまだ分からないかな。だけど、3月や4月になれば自分の状況に良い感触を得ているはずさ」

「本当に長い道のりだった。シーズンが終わって以降も継続して前に進もうとしてきたんだ。万事が正しい方向に向かっていると思う。今春については希望を感じる」

2018年シーズンのカウボーイズはプロボウルに4度選出されたチームの核となる選手を失っていた。フレデリックは昨季までの5シーズンを通して一度も先発を外れることのなかった選手だ。

パワフルなフレデリックに懸念がない状態で復帰することを願い、カウボーイズがフレデリックのリハビリを、時間をかけて丁寧に行っていくことが予想される。

現時点でのフレデリックは2019年中にフィールド復帰を果たすことについて楽観的な姿勢を見せ、次のように語った。

「正直なところ、フィールドに出て何かしらを始めてみないと自分がどの程度やれるのかは分からない部分もある。経験側に基づいて、“このくらいのレベルになれば復帰も大丈夫だ”など言うのはあまり良くない。自分たちはすべての神経検査を行えるが、ベースラインなしではどこか正常であるかは分からない。人によって正常値は違うだろう。だからこそ今はウェイトルームでの取り組みなんだ。継続してストレングスに取り組み、コンディショニングのレベルではオフシーズン中にチームに合流しようとしつつ、来たる3月や4月頃に他のみんなと同じようなレベルに達するよう準備している」

今オフシーズン中のフリーエージェント(FA)やドラフトにおける計画を練るジェリー・ジョーンズオーナーとそのチームにとって、フレデリックが近くに復帰可能という知らせは非常に心強いものとなっているはずだ。

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