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WRブラウンの去就デッドラインは3月17日か

2019年02月14日(木) 11:30

ピッツバーグ・スティーラーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Don Wright】

ワイドレシーバー(WR)のアントニオ・ブラウンはソーシャルメディアを使ってピッツバーグ・スティーラーズに圧力をかけているものの、それによってチームが焦りを見せることはなさそうだ。

「次に進む時が来た」という最新の宣言から、ブラウンがチームから離脱する動きはほぼ確実となったと言えよう。しかしながら、スティーラーズには今から来月に向けて動きだすメリットはないようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地14日(水)、“Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)”の中でスティーラーズがブラウンのトレードを成立させるデッドラインは来月17日(日)、つまりは250万ドル(約2億7,000万円)のロースターボーナスを支払う期日になるだろうと報じた。

ラポポートはまた、スティーラーズについてこのように伝えている。

「実際のところ、スティーラーズにも彼ら自身のタイムテーブルがあるようだ。アントニオ・ブラウンが物事を早く終わらせたい意向であるのは明らかだが、スティーラーズの方は少しばかり辛抱強くいくだろうし、NFL最高クラスのワイドレシーバーの放出によって最大利益が手に入るよう賢明に動こうとするだろう。デッドラインは3月17日。その日にスティーラーズはロースターボーナスとして250万ドルを支払う予定になっている。その時にまだブラウンがチームにいたとすれば、2019年シーズンも彼がピッツバーグにいる可能性を示唆する。もしそうでなければ、その時期にアントニオ・ブラウンはピッツバーグを離れると認識すべきだ」

ラポポートはまた、スティーラーズはまだブラウンの代理人であるドリュー・ローゼンハウスに対してトレードオファーを積極的に探し出す許可を与えてはいないようだとも述べている。

チームが鈍い動きを見せる中、ブラウンはもうじき癇癪(かんしゃく)を起こすかもしれない。他チームが巨額のオファーを提示しない場合、フリーエージェント(FA)が始まる3月13日まではスティーラーズの利益が最高域に達することはないだろう。

ベテランレシーバーの獲得競争に漏れた2、3チームが最終的にブラウンへのオファーを提示する可能性が考えられる。見通しの悪いレシーバー市場がこの点においてはスティーラーズに有利に働きそうだ。

NFLではデッドラインが大きな動きの起因となる。ブラウンとスティーラーズ間のごたごたが最初に迎えるデッドラインは3月17日だ。

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