カウボーイズがDEローレンスにタグ付けへ
2019年03月05日(火) 10:202019年のフリーエージェント(FA)トップクラスの選手が市場から外れる。
現地4日(月)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋の話を元に、ダラス・カウボーイズがディフェンシブエンド(DE)のデマーカス・ローレンスに対してフランチャイズタグを貼りつける予定だと報じた。
これでカウボーイズはローレンスに2年連続でタグをつけることになるが、ローレンス自身は以前にタグのテンダーにはサインしないとも発言しており、今後もこのタグのテンダーにサインするかどうかはまだはっきりとしていない。
ローレンスとカウボーイズは今年7月15日(月)まではローレンスが希望する額での長期契約交渉を行うことが可能だ。
この動きがあったのはフランチャイズタグ指定のデッドライン1日前であり、ヒューストン・テキサンズが自軍のスターパスラッシャーであるジャデベオン・クラウニーに対してタグを貼りつけた数時間後の出来事でもあった。
昨年のローレンスには1,710万ドル(約19億1,000万円)のフランチャイズタグが貼られたが、2019年シーズンにもタグ付けされた場合、その額は2,000万ドル(約22億3,000万円)にまで昇ると予想されている。
リーグナンバー5に入るパスラッシャーのローレンスがどこかの時点で長期契約を望むのは当然だろう。過去2シーズン以上にわたり、ほぼ1試合もゲームを欠場していないローレンスは、サック25回にファンブルフォースド6回を積み上げてきた。リーグはパスラッシャーたちに対し、彼らがヒットする相手となるクオーターバック(QB)と同程度の評価をし始めている。
カウボーイズ球団副社長のスティーブン・ジョーンズは先週、NFLネットワークのジュディ・バティスタに対して「カウボーイズはローレンスとの取引をもうじき成立させる自信がある」と述べていたものの、その具体的なタイムテーブルについては明かしていなかった。カウボーイズはまた、ローレンスをチームに留めるプランに加え、今オフシーズン中にはダック・プレスコットとエゼキエル・エリオットとの再契約を進めていく必要がある。
4日のニュースはカウボーイズとローレンスの交渉が終結したのではなく、むしろ、始まりを告げたという意味合いが大きいだろう。
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