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ジャイアンツSコリンズはタグなしで市場に流出か

2019年03月05日(火) 12:56


ニューヨーク・ジャイアンツのランドン・コリンズ【AP Photo/Chris Szagol】

ランドン・コリンズのニューヨークでのプレー期間が終わりへと近づいているようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとキンバリー・ジョーンズが現地の情報筋の話を元に伝えたところによると、ニューヨーク・ジャイアンツはセーフティ(S)のコリンズに対してフランチャイズタグを貼り付けないようだ。

ジャイアンツは選手としてのコリンズを愛してはいるようだが、セーフティのタグ金額(1,115万ドル/約12億5,000万円)はチームにとって大きすぎるようだ。この状態が続けば、コリンズはフリーエージェント(FA)市場に流出する見込みだという。

現地5日(火)16時のデッドラインまでにジャイアンツがコリンズにタグ付けしない限り、コリンズはアール・トーマスやタイラン・マシュー、ラマーカス・ジョイナーらと共に、リーグトップクラスのSとしてFA市場に登場することになる。

2015年シーズン以降、3度プロボウルに選出されたコリンズは最低400回のタックルと30回のパスディフェンスを記録しているリーグ唯一の選手であり、ここ4シーズン連続でタックル95回以上を記録しているリーグ唯一のSでもある。

ジャイアンツが2016年にファーストチームのオールプロとなったコリンズにタグ付けを希望していたことは報道されていたが、テンダーにサインするつもりがないコリンズが両サイドの長期契約交渉中にチームのスプリングトレーニングやサマープログラムを欠席する恐れもあった。これはNFLネットワークのマイク・ガラフォロが2週間前に報じていた内容だ。

チームにはもう戻らないだろうと予想したコリンズが施設内の自分のロッカールームを清掃していたとの報道もあり、現在コリンズのロッカー内に残っているものは必要としないものであるとコリンズ自身も『Twitter(ツイッター)』を通じて述べていた。

誌面で取り上げられたような契約交渉のにらみ合いは起こりそうもない。

コリンズに対する市場での評価が芳(かんば)しくない場合、ジャイアンツはいつでも引き戻すことが可能だが、こういったいきさつではコリンズがジャイアンツに戻る可能性は低いだろう。

現時点で、両サイドは袂(たもと)を分かつようだ。コリンズはFA市場という大海原へと船出し、ジャイアンツはマイケル・トーマスと、いずれディフェンシブバック(DB)の先発として名前を読み上げられる選手と共に新たな道を歩み出すことになる。

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