WRブラウンに強い関心を示すレイダース、ブロンコス、カーディナルス
2019年03月05日(火) 13:28アントニオ・ブラウンに対する市場が具体的になり始めている。
現地4日(月)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋の話を元に、ピッツバーグ・スティーラーズが今月17日までに実現可能なワイドレシーバー(WR)ブラウンのトレードに関する多くの問い合わせを受けてきたようだと報じた。
ブラウンは今月17日に250万ドル(約2億8,000万円)のロースターボーナスを受け取る予定となっており、この日がトレードの第一段階目の期限となっているようだ。
ラポポートはオークランド・レイダース、デンバー・ブロンコス、アリゾナ・カーディナルスらがブラウンのトレードに最も強い興味を示している球団だと指摘している。
レイダースはWR陣強化が必須であり、そのトレードを実現させるためには充分なドラフト指名権を有している。レイダースのヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンは経験豊富なベテラン選手を積極的に獲得する傾向にあり、ロッカールーム内で問題を起こしやすい選手の獲得についても臆すことはなさそうだ。
ブロンコスはジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイが再びプレーオフに進出するためにロースターを再構築する中で面白いオプションとなっているチームだ。エマニュエル・サンダースとブラウンが再会すれば非常に興味深いチームとなるだろう。2人は今オフシーズン中にSNS上で簡単なやり取りをしていたこともある。ブラウンと(万全な状態の)サンダース、コートランド・サットンのトリオが、近年は不調にあえいでいるブロンコス攻撃陣を活性化させるかもしれない。
一方のカーディナルスは殿堂入り確実とされるラリー・フィッツジェラルドやプロ2年目のクリスチャン・カークと共にブラウンの能力を有効利用できるチームだ。仮にブラウンを加入させたとすれば、1年目のクリフ・キングスベリーHCの攻撃陣が初年度から爆発力を見せつける可能性はあるだろう。
今後数週間を通じてさらに複数のチームがこの会話に入り込んでくるだろう。供給の少ない今回のWR市場を見ればなおさらだ。スティーラーズのGMケビン・コルバートは先週の時点で、スティーラーズには最低でもブラウンに対する需要があることを確認できており、その関心度は次第に高まるだろうとも述べていた。
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