レイブンズはLBモズリーにタグ指定せずも、再契約は考慮
2019年03月06日(水) 09:33タグ指定することはなかったが、ボルティモア・レイブンズが今後、ラインバッカー(LB)C.J.モズリーとの再契約を模索する可能性はありそうだ。
レイブンズがフランチャイズタグ指定のデッドラインである現地5日(火)16時までにタグ指定を行わなかったため、モズリーはリーグ新年度が開始する現地13日(水)からオープン市場に登場すると見られている。しかしながら、レイブンズは適正な金額であればモズリーをチームに呼び戻すことも考慮しているようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは5日、レイブンズはまだモズリーを高く評価しており、タグよりも低い金額であれば再契約を結ぶ可能性もあると指摘した。
レイブンズがタグ指定していた場合、インサイドラインバッカー(ILB)のモズリーは2019年に1,544万ドル(約17億3,000万円)を受け取っていたはずだ。アウトサイドラインバッカー(OLB)やエッジラッシャーに対する評価の上昇と共に、金額は上昇傾向にある。
フロントセブンの一員かつ、4回プロボウルに選出された26歳のモズリーだが、キャリア通算8.5回のサックだけでその額を支払うという選択肢はレイブンズになかったようだ。NFLネットワークのイアン・ラポポートは約1,500万ドルのタグナンバーでモズリーとの長期契約を開始する意向はチームになかったとも伝えている。
一方で、『NFL.com』が選出する“2019年フリーエージェント(FA)トップ101”のリストでは、モズリーがLBとしてアンソニー・バーに次ぐナンバー2(ナンバー3はK.J.ライト)に位置づけられている。
2014年ドラフトの1巡目でレイブンズから指名を受けたモズリーは、リーグの中でも最高峰の安定感や生産性を持つLBへと成長し、5シーズンを通じて合計574回のタックル(この期間でリーグ5位)を記録し、欠場したのはわずか3試合だ。
モズリーの経歴を考慮すると、当然ながらLBの補強を望む他チームからの強い興味関心を引きつけることになるだろう。どうやらその中にはレイブンズも入っているようだ。
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