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チーフス、OLBフォードを2巡目指名権とのトレード要員に?

2019年03月06日(水) 14:33


カンザスシティ・チーフスのディー・フォード【Perry Knotts via AP】

カンザスシティ・チーフスはディー・フォードに対してフランチャイズタグを貼りつけたものの、これはアウトサイドラインバッカー(OLB)フォードが今後もカンザスシティの街に長く留まることを意味しているわけではない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはチーフスがフォードのトレードについてオープンな状態だと報じた。

ラポポートはNFLネットワーク内の番組『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の中で、27歳のラインバッカー(LB)をチーフスから獲得するための要件はドラフト2巡目の指名権だけのようだと伝えていた。

2019年のフォードのタグは1,544万3,000ドル(約17億2,600万円)となっている。非独占的テンダーは他球団にフォードとの長期的契約交渉を許可しているものの、そうなった場合に他球団は2つのドラフト1巡目指名権を補償としてチーフスに譲渡する必要がある。ラポポートの報道が示唆するのは、他球団は直接的にチーフスとやり取りする方がよりコストを抑えてフォードを獲得できるということだ。

新守備コーディネーター(DC)のスティーブ・スパグニューロによる4-3システムにフォードがフィットするかどうかは疑問視されており、これが、チーフスがこのパスラッシャーを売りさばこうとしている要因であるともされている。2018年シーズンに爆発的活躍を見せたフォードはチーフスのトップディフェンダーとしてサック13回、ファンブルフォースド7回、タックル55回を記録した。仮にフォードとチーフスの間で巨額な長期契約が締結される場合、今後も同様のパフォーマンスを披露できるかどうかは疑問視されるだろう。

ラポポートによると、どうやらチーフスはフォードとの長期契約締結にさほど乗り気ではないようで、2019年中はタグ指定によって残留させ、その後は成り行き次第で動く様子だとも指摘している。

フォードのフランチャイズタグを引き継ぐか、あるいは、今年7月15日までにフォードと長期契約を締結してパスラッシャーの強化に努めたいチームがあるとすれば、チーフスは才能ある若きディフェンダーを手放すことも辞さないようだ。

【S】