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レイブンズ、ベテランSウェドルをリリースへ

2019年03月06日(水) 14:49


ボルティモア・レイブンズのエリック・ウェドル【Matt Patterson via AP】

セーフティ(S)のオープン市場に新たなビッグネームが入り込むこととなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはボルティモア・レイブンズがベテランSのエリック・ウェドルをリリースしたと報じた。

今年1月に34歳になったウェドルは現行契約の最終年を迎えようとしており、ベースサラリーは650万ドル(約7億2,600万円)となっていた。NFLネットワークのトム・ペリセロはウェドルには追加で100万ドル(約1億1,100万円)のインセンティブを獲得できた可能性もあるが、今回のリリースによってレイブンズはサラリーキャップに対する750万ドル(約8億4,000万円)をセーブできるとも伝えている。

レイブンズはリーグ新年度が開始する来月13日(水)に非制限フリーエージェント(FA)となるラインバッカー(LB)C.J.モズリーとの再契約に興味を示しており、追加でのセービングはそのための予算となり得るだろう。

それでも、レイブンズがリーグトップクラスの守備選手であるウェドルと別れを決めたことに驚く者は多かった。豊富な経験を活かしてリーダーシップを発揮していたウェドルは、9シーズンをロサンゼルス・チャージャーズで過ごしたのち、2016年に4年契約でレイブンズ入りしてからも生産的なパフォーマンスを披露してきたのだ。

過去3シーズンにわたってウェドルは48試合すべてに先発出場を果たし、Sのポジションから合計タックル220回、サック3回、インターセプト10回を積み上げ、3年連続プロボウルにも選出されていた。優秀なキャリアを通算すれば、ウェドルはオールプロに2度、プロボウルには6度も選出されている。

ディープかつ生産的なSとしてオープン市場では数多のオファーがウェドルの元に届くだろう。ウェドルは今後、アール・トーマスやランドン・コリンズ、タイラン・マシュー、ケニー・バカーロ、ラマーカス・ジョイナー、ハハ・クリントン・ディックスといったSのFA選手らとともに次なるプレー先を探すことになる。

【S】