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バッカニアーズHCエリアンスがフルタイムの女性コーチ起用を計画

2019年03月07日(木) 11:37


タンパベイ・バッカニアーズの本拠地レイモンド・ジェームス・スタジアム【Margaret Bowles via AP】

タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスがNFL界のコーチングスタッフにさらなる多様性を生み出そうと努力を続けている。

先週、NFLスカウティングコンバインの開催地で行われたフットボール・フォーラムの第三回“年次ウーマンズキャリアー”の中で、エリアンスHCは『TheFootballGirl.com(ザ・フットボール・ガール.com)』のメリッサ・ジェイコブスに対し、フルタイムでの女性のコーチングポジションを設置する計画があると明かした。

ジェイコブスによると、ポジション設置のタイムテーブルはまだ定まっていないものの、エリアンスHCは2019年シーズンまでにはできるだろうと見ており、また、優秀な女性コーチは充分なほど存在しているため、大勢の応募者が集まると考えているとのことだ。

バッカニアーズの知将は女性にフルタイムでのポジションを与える場合には内部からのサポートが必ず必要になるとも指摘し、「オーナーシップからの適切なサポートを受けなければならない」とも述べていた。

アリゾナ・カーディナルスで指揮を執っていた2015年のプレシーズン中、エリアンスHCは女性初のアシスタントコーチとしてジェン・ウェルターを登用した。先週のフォーラム中には、なぜ多くの女性インターン生がフルタイムのポジションに就けないのかとエリアンスHCが疑問を呈す場面もあった。現在、カイル・シャナハンHCのスタッフとしてサンフランシスコ・49ersに所属するケイティ・ソワーズは、リーグ唯一フルタイムで雇用されている女性コーチとして3年目のシーズンを迎えている。

すでにリーグの中でも最も多様性があるエリアンスHCのスタッフ陣には、アフリカ系アメリカ人がアシスタントポジションのトップ4のポジション(うち3つはコーディネーター職)に起用されている。フルタイムで女性コーチを雇用することでチームの多様性はさらなる広がりを見せるだろう。

時代遅れの者たちは女性が“NFLでプレーしたことはない”のだからコーチングできるわけがないとの愚かな主張を繰り返している。しかしながら、身長約175cm、中肉中背ではあるものの、フットボール史上最高との呼び声高い名将ビル・ベリチックHCがプロの世界でプレーした経験がないという重大な事実を彼らは忘れてはいないだろうか。

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