元49ersのWRオーウェンスがチーム殿堂入り
2019年03月07日(木) 14:46オハイオ州カントンで2018年度のプロフットボール殿堂入りを果たしたテレル・オーウェンスが、今度はサンフランシスコ・49ersの一員としてファンの心に永久的に刻まれることとなった。
49ersは現地6日(水)、オーウェンスが第28回目となるチーム殿堂入りを果たす選手になると発表した。
49ersのCEOジェド・ヨークは声明の中でこのように述べていた。
「8シーズンにわたり、49ersフェイスフル(49ersファンの総称)はテレル・オーウェンスがNFL史上最も多産なワイドレシーバー(WR)の1人へと成長していく姿を最前列で見られたことを心から幸せに思っているはずだ。ゲーム中の彼は一番に恵まれた体格を持つだけでなく、最も闘争心に溢れたアスリートでもあった。われわれはチーム史を通じて偉大な功績を収めてきた選手たちが属するエドワードJ.デバートロSr.のサンフランシスコ・49ers殿堂にテレルを加えることを光栄に、また、誇りに思っている」
テネシー大学チャタヌーガ校を卒業し、1996年ドラフトで49ersから3巡目で指名を受けてプロ入りを果たしたオーウェンス。49ersの一員としてプロでの最初の8シーズンを過ごした彼はフランチャイズ史上2位となるレシーブ592回、レシービングヤード8,572ヤード、レシービングタッチダウン81回を記録した。また、オーウェンスは100ヤード以上のレシービングヤードを25回、1,000ヤード超えのシーズンを5回記録しており、これは同じく49ersで殿堂入りしているWRジェリー・ライスに次ぐ記録的な数字となっている。
さらに、オーウェンスは49ersで9度のプレーオフゲームに先発出場してキャッチ39回、554ヤード、タッチダウンは4回マークしていた。
オーウェンスは声明の中で次のように語っていた。
「私はジョー・モンタナやスティーブ・ヤング、ジェリー・ライス、その他大勢のサンフランシスコ・49ersオーガニゼーションを代表するような選手たちと同じ土俵で言及されることを大変恐縮に思っている。第一には神の助け、そして、チームメイトやコーチたちからのサポートなくしては今の自分には到達できなかっただろう。特に、コーチのラリー・カークセイとジョージ・スチュワートには感謝している。自分のキャリアはベイエリアで始まった。これからもずっと49ersには恩を感じていくが、自分は49ersの偉大なる選手として認識されることにもなる。これは特別な人物たちだけの特別な瞬間であり、49ersの殿堂入りができたことを心から誇りに思っている。49ersオーガニゼーションと49ersフェイスフルのみなさんにはもう一度、ありがとうと伝えたい」
2003年シーズンの後、サンフランシスコを離れたオーウェンスはキャリアの新章をフィラデルフィア・イーグルス(2004年から2005年)、ダラス・カウボーイズ(2006年から2008年)、バッファロー・ビルズ(2009年)、シンシナティ・ベンガルズ(2010年)で過ごした。
オールプロには5度、プロボウルには6度選出されたオーウェンスはキャリア通算1,078回のレシーブ、15,934ヤード、タッチダウン153回を積み上げ、NFL史上最も生産性の高いWRの1人としてフットボールのキャリアを終えた。オーウェンスが残したレシーブヤード数、タッチダウンレシーブ数はともにリーグ史上3番目の記録となっている。
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