カウボーイズLBショーン・リー、契約見直しに同意
2019年03月11日(月) 03:13ギャングはまだ健在だ。ベテランラインバッカー(LB)のショーン・リーが契約の見直しに同意し、2019年シーズンにダラス・カウボーイズで復活すると現地9日(土)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。
リーの2019年の報酬は350万ドル(約3億9,000万円)に下がるが、インセンティブによって以前のベース額700万ドル(約7億8,000万円)に近づけることは可能だという。
これまで数多くのけがに悩まされた9年のキャリアを持つベテランLBは7月に33歳になる。2018年はわずか7試合にしか出場できず、ルーキーのレイトン・バンダー・エッシュに先発の座を明け渡した。
それにもかかわらず、リーはオフシーズン中に繰り返し、もう1年プレーしたいと主張し続けてきた。その願いはかなったものの、報酬は50%カットされてしまった。
カウボーイズでリーがどんな役割を果たすことになるのかは分からない。彼がもはや先発向きのLBでないことは明らかだ。だが、カウボーイズはリーを切ることで350万ドルを節約できたにもかかわらず、そうしなかった。これは彼らが引退したジェイソン・ウィッテンを500万ドル(約5億6,000万円)の1年契約で呼び戻したのと同じ理由によるものだろう。良くも悪くもカウボーイズの本部は忠誠心と“自分たちの仲間”を他よりも高く評価したがる。
昨年のNFC東地区で優勝したカウボーイズは6度目のスーパーボウル優勝に向けてずいぶん短期的見通しを立てているようで、残留能力や評価に関係なく、特定のベテランリーダーたちの同行と貢献を望んでいるようだ。一方、若手の実力派トップ(デマーカス・ローレンス、エゼキエル・エリオット、ダック・プレスコット)との契約交渉は今も行き詰まったままだ。
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