チーフスが正式にLBヒューストンのリリースを発表
2019年03月11日(月) 09:22ジャスティン・ヒューストンのカンザスシティ時代が幕を閉じた。
カンザスシティ・チーフスは現地10日(日)、ベテランのアウトサイドラインバッカー(OLB)であり、チームに8シーズン在籍したヒューストンをリリースしたと発表した。
チーフスのジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチは先週、NFLスカウティングコンバイン開催地にてチームがヒューストンに関するトレードトークを行っているとの報道を否定していなかった。
1,525万ドル(約17億円)のベースサラリーを持つヒューストンのトレード相手を見つけられなかったチーフスは、フリーエージェント(FA)市場がオープンになる前に放出を決めている。チーフスはヒューストンのカットによって1,400万ドル(約15億6,000万円)分のサラリーキャップをセーブすることが可能となり、デッドマネーは710万ドル(約8億円)になる。チーフスがより若いパスラッシャーであるディー・フォードのためのキャップスペースを必要としていたこともあり、ヒューストンの放出は大方の予想通りではあった。
チーフス守備陣の中核を担ってきた選手の放出は、新守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニューロの下で2019年シーズンに向かうチームに起きた最新の大きな動きだ。
30歳のヒューストンにはまだ体力も残っており、競争力の高い選手として違いを生み出す選手となる可能性もある。とりわけ、先シーズンの後半からポストシーズンにかけてのパフォーマンスを見ればそう言えるはずだ。2018年はレギュラーシーズンでの12試合を通じてサック9回とタックル37回を記録したヒューストン。ポストシーズンでも2回のサックをマークしており、カンザスシティの地では2014年の驚異的な22回のサックを含む78.5回のサックを積み上げてきた。
ヒューストンが今シーズンにチーフスから受け取る予定だった約1,500万ドルを取り戻すことはないだろうが、フランチャイズタグや契約延長によって複数の有望なFA選手が元のチームに留まったこともあり、頻繁にパスラッシャーを求める市場でベテランOLBヒューストンの元に良い話が届く可能性は高そうだ。
チーフスは『Twitter(ツイッター)』でヒューストンへの感謝を述べている。
Thank you, @JHouston50. pic.twitter.com/EfuABkBwSo
— Kansas City Chiefs (@Chiefs) 2019年3月10日
「ありがとう、@JHouston50」
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