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LBモズリーは5年約95億円でジェッツ入りへ

2019年03月13日(水) 10:16

ボルティモア・レイブンズのC.J.モズリー【Perry Knotts via AP】

ニューヨーク・ジェッツがフリーエージェント(FA)市場で少なくとも1人のビッグネームを捕まえたようだ。

現地12日(火)朝、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋の話を元に、“ギャング・グリーン”が元ボルティモア・レイブンズのラインバッカー(LB)C.J.モズリーと5年8,500万ドル(約94億6,000万円)、保証額5,100万ドル(約56億7,000万円)の契約を結ぶ予定だと報じた。

モズリーをボルティモアから引き離すのには相当な財政的パワーが必要であり、ジェッツの組織が一丸となってそれを成功させている。1年平均1,700万ドル(約18億9,000万円)の契約はその他のLBを上回り、11日に市場をリセットしたばかりだったサンフランシスコ・49ersのクワン・アレキサンダーの1年平均1,350万ドル(約15億円)の契約をも簡単に更新してしまった。

カロライナ・パンサーズのLBルーク・キークリーが2015年にサインした3,400万ドル(約37億8,000万円)を大幅に上回る保証額5,100万ドルを含むモズリーの契約は、インサイドラインバッカー(ILB)らにとっての新たな指標となる。

サラリーキャップ内の資金を湯水のごとく使うだろうと予想されていたジェッツが12日、モズリーに対して断りきれない金額を提示してその通りの動きを見せた。

ランに対する守備範囲の広さ、パスカバレージにおける堅守、そして、タックルミスの少なさを特徴とするスリーダウンLBモズリーがニューヨークにタフさをもたらす。これらの能力は近年のジェッツファンが望んできたものでもあった。モズリーがミドルエリアを司ることで、コーチング陣は守備が崩壊する恐れを心配する必要はなくなるだろう。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、過去2シーズンを通してモズリーのタックルミスは1桁以内に収まっているようだ。

モズリーはまた、抜群のフィジカルを持つチームの中心的存在としてリーダーシップを発揮し、ジェッツの新守備コーディネーター(DC)クレッグ・ウィリアムズの守備陣をうまくまとめてもくれるだろう。

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