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セインツはRBマレーを獲得、イングラム放出へ

2019年03月13日(水) 13:27

ミネソタ・バイキングスのラタビアス・マレー【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ニューオーリンズ・セインツがマーク・イングラムと袂(たもと)を分かつようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地12日(火)、交渉の結果としてイングラムはニューオーリンズを去ることになったようだと伝えた。ペリセロによれば、セインツはイングラムの代わりとして元ミネソタ・バイキングスのランニングバック(RB)ラタビアス・マレーと4年、1,440万ドル(約16億円)の契約で獲得する模様だという。

イングラムの市場価格がニューオーリンズに戻る可能性を低くしたのだろう。プロ入りからセインツでプレーしてきたイングラムは8シーズンを通じて6,007ランヤードで50回の得点を記録してきた。

イングラムとの契約締結にこぎつけなかったセインツは、ライバルチームに先を越される前にイングラムの代役を務められるベテラン選手との取引を完了させなくてはならないという焦りを感じていたとペリセロは報じている。

29歳のマレーはイングラムと比較するとラン、パスキャッチ共にやや劣るものの、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンがアルビン・カマーラに次いで武器として起用できるRBになるはずだ。先シーズンのマレーはミネソタで578ヤード、1キャリー平均4.1ヤードを記録していた。イングラムがチームを去ることによって、マレーにはアーリーダウンの役割とショートヤードを決めにいくシチュエーションが任されることになるだろう。

ただし、イングラムをマレーで置き換えるということは、過去2年を通じてイングラムと仕事をシェアしながらもチーム最多のスナップをこなしてきたカマーラの負担が、2019年シーズンにはまた増加するという意味合いにもなる。

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