WRジャクソンが正式に古巣復帰へ、イーグルスが3年契約を締結
2019年03月15日(金) 12:10ワイドレシーバー(WR)デショーン・ジャクソンが納得のいく契約でフィラデルフィアに戻ってくる。
フィラデルフィア・イーグルスは現地14日(木)朝、ジャクソンと2021年シーズンまでの3年契約を締結したと発表した。契約の詳細はまだ明らかとなっていない。
ジャクソンとイーグルスの再会は月曜日、タンパベイ・バッカニアーズがジャクソンを2020年のドラフト7巡目指名権と共にトレードしたことによって実現した。ジャクソンの見返りとして、イーグルスはバッカニアーズに今年のドラフト6巡目指名権を譲渡している。
身長約178cm、体重約79kgと小柄なスピードスターはベースサラリーが1,000万ドル(約11億2,000万円)となっている契約を1年残したままタンパベイを去ることとなった。2008年にイーグルスでプロデビューしたジャクソンはフィラデルフィアの地で過ごした6シーズンでプロボウルに3度選出されたものの、チームがヘッドコーチ(HC)チップ・ケリーの元で別の方針を採ると決めた後の2014年3月にをの地を去ることとなった。
14日の記者会見中、ジャクソンはイーグルスからの自身のリリースについて“ほろ苦い状況”だったと述べたが、イーグルスに対し、とりわけ、ジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンに対しての嫌な気持ちは抱いていないとも主張していた。
ジャクソンは記者に対し、「自分たちは常に良い関係性を保っていた。自分が会いに行けば、ハウィーと(チームオーナーの)ジェフリー・ルーリーはいつでも会いにきてくれたんだ。自分がどのようにここをリリースされたかはみんな知っている。ただ、前を向いていきたい」と述べていた。
複雑な過去を持ちつつも、ジャクソンは今、ダグ・ペダーソンHCの下でカーソン・ウェンツが司令塔を務める新しいイーグルスでのプレーを楽しみにしているようだ。
チームはジャクソンのスピードと証明されてきた生産性の高さを、タイトエンド(TE)ザック・アーツやWRのオルション・ジェフリー、ネルソン・アグホローらと共に余すところなく利用するだろう。
32歳のジャクソンはキャリアを通じ、キャッチ589回、10,261ヤード、1キャッチ平均17.4ヤード、53回のタッチダウンを積み上げてきた。
また、実際のところアグホローが2019年もイーグルスでプレーする決断を下したのはジャクソンのニュースと同じ日のことだった。2015年のドラフト1巡目指名選手であるアグホローは5年目のオプションで938万7,000ドル(約10億5,000万円)を受け取ることになる。アグホローが今季もイーグルスでプレーするのは想定外の出来事でもあった。
イーグルスでの4シーズンを通じてアグホローはアップダウンの激しいパフォーマンスを繰り返してきた。ベストシーズンはキャッチ62回、768ヤード、タッチダウン8回を記録した2017年だ。
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