ジェッツ、バックアップQBとしてシーミアンを獲得
2019年03月21日(木) 09:02サム・ダーノルドのもとに新たなバックアップが加入する。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ニューヨーク・ジェッツは元デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンと1年200万ドル(約2億2,000万円)で契約を結んだようだ。インセンティブを含めると、シーミアンには最大で300万ドル(約3億3,000万円)が支払われるとのこと。
シーミアンは2018年シーズンをミネソタ・バイキングスで過ごしたものの、カーク・カズンズの加入によってフィールドに登場することはなかった。2018年のオフシーズン中にデンバーからミネソタへとトレードされた27歳のQBは2016年と2017年のシーズンでブロンコスの先発QBを務め、この間に24試合に先発して13勝、パス成功率59.3%、タッチダウン30回、インターセプトは24回を記録していた。ブロンコスがフリーエージェント(FA)でケイス・キーナムを獲得した後、シーミアンはデンバーでの主役の座をキーナムに明け渡すこととなった。
一方、ジェッツの先発QBとなったダーノルドは足の故障によってルーキーシーズンの3試合を欠場していた。
シーミアンの加入が意味するのはバックアップとしてのジョシュ・マッコウンが必要なくなるということだろう。もうじき40歳となるジャーニーマンは現在FAとなっており、2019年もプレーを希望するかどうかをまだ思案しているようだ。
先週、声明を出したマッコウンは「プレーを続けたいという強い意志はまだあるものの、現時点では2019年のプレーに集中する前にもっと家族と話し合う時間が必要となっている」と述べ、さらに「ジェッツにはその旨を伝えてある。前に進んで行くにあたって、家族と共に時間を過ごせることがとても楽しみだ」とも語っていた。
バックアップとしては厳しいかもしれないが、マッコウンがコーチとしてジェッツに復帰する可能性は充分考えられるだろう。
メンターとして、シーミアンには最低でもマッコウン以上の活躍が期待されている。
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