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ドラ1候補のQBハスキンズがNFLの4チームと面会へ

2019年03月21日(木) 10:34

オハイオ州立大学のドウェイン・ハスキンズ【AP Photo/Darron Cummings】

2019年ドラフト1巡目指名候補であるクオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズに対する高い関心を持つチームにとって、オハイオ州立大学で行われたプロデーは彼の能力を再確認する場となったようだ。その一方、彼にさほど興味を示していなかったチームにとって現地20日(水)に行われたワークアウトは彼らの考えを変えるほど大きな意味を持たなかったという。

『NFL Network(NFLネットワーク)』でドラフトアナリストを務めるダニエル・ジェレマイアは先発としてタッチダウン50回、4,831ヤード、ハイズマン候補3位という結果を残した元バックアイズのハスキンズが32チームを前にして行われたお披露目会で、すでに周囲が知っていた能力の高さを改めて証明したと述べた。

ジェレマイアは「彼には本物の肩の強さがあり、どんなスローもこなせる。そのような期待を多くの者たちがしていたのは知っているはずだ。今日、リーグ全体がその考えを本当に変えたかどうかは分からない。多くの人はハスキンズ推しや(カイラー)マレー推しとして調査はしてきただろうが、今日の様子を見て彼らがその推しを変えることはないだろうと思う。しかしながら、彼のフィジカル、つまり、体型に無駄なものはなかったし、よく動けていたようにも見えた。それが今日、私が一番強く感じたことだ」と語っていた。

今年4月に開催されるドラフトの1巡目、あるいは、2巡目での指名が予想されるハスキンズはジェレマイアとNFLネットワークのアディティ・キンカブワラに対し、19日夕刻にニューヨーク・ジャイアンツと良い面会を行ったと明かしていた。全体6位の指名権を持つジャイアンツとの間には当然ながらハスキンズとの強いつながりがある。

ハスキンズは「良い話をすることができたし、食べ物もおいしかった。すばらしい経験ができたよ」と述べ、また、デンバー・ブロンコス、オークランド・レイダース、マイアミ・ドルフィンズ、ワシントン・レッドスキンズとの面会も予定されていると明かした。これらのチームはそれぞれ、ドラフト1巡目の全体15位以内に指名権を持っている。運動能力自体は将来を見込んだチームをしびれさせるほどではないとしても、ハスキンズはNFLのフロントオフィスが設けたフランチャイズQBとしてのチェック項目の多くをクリアしているようだ。

ジェレマイアはハスキンズについてこのようなコメントも残している。

「彼はとても賢く、精神的にも大人だ。リラックスして自信に満ちている。先発の役割を彼に与えるとすれば、その資質はそれに価するものだと言える。チームからの訪問や、チームへの訪問などといったプロセスを経る中で、それらの能力が助けとなるだろう。各チームは実際に会う前に彼にプレーブックを送り、その情報を処理できるかどうかと尋ねるはずだ。私はドウェインであればどんなものでも問題なく処理することが可能だと思っている」

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