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カーディナルスDEジョーンズが新システムでOLBに復帰へ

2019年03月21日(木) 10:37

アリゾナ・カーディナルスのチャンドラー・ジョーンズ【AP Photo/Michael Ainsworth】

アリゾナ・カーディナルスはオフェンスだけを洗い直しているわけではない。カーディナルスは2019年シーズンに向けて、ディフェンスを再び以前の形に戻すようだ。

先シーズンは3勝13敗と散々な結果となったカーディナルスだが、その中でもチャンドラー・ジョーンズは13回のサックでリーグ7位タイにランクインする優秀な成績を収めていた。

しかしながら、29歳のパスラッシャーはスティーブ・ウィルクスの4-3スキームにおけるディフェンシブエンド(DE)からバンス・ジョセフの3-4システムにおけるアウトサイドラインバッカー(OLB)にポジションを戻すことを“非常に楽しみ”にしているようだ。

現地19日(火)、ジョーンズはチームの公式サイトに対して「最後にアウトサイドラインバッカーとしてプレーした時はリーグトップのサック数を記録したはずだ」と述べていた。

2017年、OLBとして活躍したジョーンズはリーグをけん引する17回のサックを記録していた。ニューイングランド・ペイトリオッツに在籍したことのある選手がフォックスボロを去った後に優秀な成績を収めることはまれだが、ジョーンズはカーディナルスのフロントでパスラッシュのディファレンスメイカーとなり、数年にわたってNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で弱々しいタックルをはねのけてきた。

先シーズンのジョーンズはDEとして体重約127kgでシーズンに突入していたが、今オフシーズンの彼は約116kgにまで体を絞っている。

ジョーンズはLBに復帰することやテレル・サッグスのようなベテランラッシャーの加入によって2019年には自身の能力が最大限に生かされると信じている。

ジョーンズは「もうダブルチームじゃなくていい。テレル・サッグスのようなビッグネームが来るのはチームにとってすばらしいことだ。彼が入ってくるのを非常に楽しみにしている」と語っていた。

サッグスへの敬意を保ちつつも、ジョーンズが攻撃コーディネーター(OC)のコールによってダブルチームを組むことはあるだろうが、36歳のサッグスが逆サイドにいるジョーンズの存在によって利益を得るのは間違いない。2019年シーズンのカーディナルスはサッグスとジョーンズによる最強のデュオを形成し、相手QBたちを恐れさせることになる。

すべての注目はヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーのオフェンスに向けられているものの、このようなディフェンス面での変化は2018年シーズンの無念を晴らそうとするチームがオフェンスだけを再編しているわけでないことを思い出させてくれる。

ジョーンズは「まったく別のチームになっている。新しいコーチ陣に新しい選手たちだ。外からも新たな顔がたくさん入ってきたし、新しいポジションもたくさんある。このチームがどれくらいできるかをかなり楽しみにしている。良い方向に向かっているはずだ」とも述べていた。

【S】