ツイッターで舌戦を繰り広げるブラウンとスミス・シュスター
2019年04月09日(火) 10:49アントニオ・ブラウンはすでにピッツバーグを去ったはずだが、『Twitter(ツイッター)』界を去ってはいなかったようだ。果たして、これは良いことなのか悪いことなのか。現地7日(日)、元ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)がツイッター上でフォロワーたちと舌戦を繰り広げ、最後には元チームメイトを巻き込んだ口論にまで発展したことでその答えは明らかとなっただろう。
現在はオークランド・レイダースのWRであるブラウンは7日、ツイッターで「インターネット上ではエモーション(感情)を出すな」との金言を述べていた。
その後、ブラウンはスティーラーズが2018年度のチームMVPにブラウンではなく、ジュジュ・スミス・シュスターを選出したことを指摘してブラウンを怒らせようと試みたSNS上のコメントに反応を示し、スミス・シュスターによるニューオーリンズ・セインツとのシーズン第16週でのミスに言及して「エモーション(感情):あの子は1年で一番大事なポストシーズンのゲームでファンブルしていた。最近は、みんなそろって実力を伴わない者を有名にしようと躍起になっているようだ」とコメントした。
31対28で敗戦を喫したシーズン第16週のセインツ戦の第4クオーター、8勝5敗1分けのスティーラーズはゲームを同点にするドライブチャンスを手にし、残り41秒でセインツの42ヤードラインにまで侵入していた。ファースト&10でスミス・シュスターがクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーからの8ヤードのパスをキャッチした際、スミス・シュスターは相手からのタックルを受けてボールのコントロールを失ってしまったのだ。
このこぼれたボールをリカバーしたセインツがスティーラーズを下し、スティーラーズのプレーオフ進出の夢はついえた。チームがポストシーズン進出を逃した後、ブラウンがチームの最終戦に登場することはなかった。ブラウンは今、オークランドにおり、スミス・シュスターはピッツバーグのナンバーワンWRとなっている。
スミス・シュスターもまたブラウンのツイートをそのまま引用して「インターネット上で感情を出すな」と投稿し、かつては兄弟のように接していた元チームメイトに対して口撃を開始した。
All I ever did was show that man love and respect from the moment I got to the league. I was genuinely happy for him too when he got traded to Oakland w/ a big contract, and now he takes shots at me on social media?
— JuJu Smith-Schuster (@TeamJuJu) 2019年4月7日
「自分はプロ入りして以降、その男に対して愛情と敬意を示してきたんだ。大型契約と共にオークランドに移籍した時は自分のことのようにうれしかった。それなのに、今はソーシャルメディアで自分に悪態をついてくるのか?」
「大好きだと言っていた人に対して悪口を言うとは、どれだけ自惚れ(うぬぼれ)屋なのだろうか!」
スミス・シュスターはさらに、偉大な作家であるマーク・トウェインの名言を引用し、「愚か者とは口を利くな。傍から見ると両者とも同じに見えてしまうから」とも投稿。
これを受けたブラウンが、今度は『Instagram(インスタグラム)』に移行して2015年に大学時代のスミス・シュスターがブラウンに送ったDM(ダイレクトメッセージ)をシェアしている。
「元気かいAB(ブラウンのこと)?自分はUSC(南カリフォルニア大学)のレシーバーなんだ。あなたの仕事っぷりは本当にすごいと思っている。フィールドの内外を問わず偉大な人物だ。自分のゲームをもう一段階レベルアップさせるためにアドバイスはないかな?よろしくね」
【S】