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注目カード目白押しの2019年シーズンスケジュール

2019年04月18日(木) 12:59

フィールドに置かれたフットボールとグローブ【Ryan Kang via AP】

2019年、NFLはリーグの100周年記念を迎えている。

この記念すべき1年を祝福するため、NFLは17の歴史的なマッチアップを実現させるようだ。

以下に、2019年のレギュラーシーズンにおける注目のゲームを紹介していく。

【第1週の注目マッチ】グリーンベイ・パッカーズ vs. シカゴ・ベアーズ

2019年のレギュラーシーズンはNFLの中でも最も古い1921年からのライバルチーム対決で幕を開ける。これまでの通算戦績ではパッカーズがベアーズに対して96勝94敗6分けと一歩リードしている。

【第2週の注目マッチ】クリーブランド・ブラウンズ vs. ニューヨーク・ジェッツ

振り返って見ると、マンデーナイトでこのカードが放送されるのは1970年の9月21日以来のこととなる。当時の対決ではブラウンズがジェッツを31対21で下している。

【第3週の注目マッチ】ダラス・カウボーイズ vs. マイアミ・ドルフィンズ

両チームはニューオーリンズのテュレーン・スタジアムで行われた第6回スーパーボウルで対戦した経験があり、当時はカウボーイズが24対3でドルフィンズを退けていた。

【第4週の注目マッチ】ロサンゼルス・チャージャーズ vs. マイアミ・ドルフィンズ

両チームは1981年のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドで対決しており、リーグの歴史を通じて最もスリリングなゲームの1つを生み出していた。現在CBSスポーツでアナリストを務めるダン・ファウツが司令塔を務めたチャージャーズが、オーバータイムの末に41対38でドルフィンズを破って勝利を手にした。この試合でファウツは53回のパスを投じて33回の成功、433ヤード、タッチダウン3回、被インターセプトは1回の記録でチームを勝利に導いた。

【第5週の注目マッチ】バッファロー・ビルズ vs. テネシー・タイタンズ

ビルズとタイタンズは1999年シーズンのプレーオフで対戦しており、後に“ミュージック・シティ・ミラクル”と呼ばれるこの試合は多くの観衆を魅了した。残り時間16秒となったこの試合、16対15でリードを許す中、ショートキックオフをレシーブしたタイタンズのフルバック(FB)ロレンゾ・ニールは右サイドに動いてタイトエンド(TE)のフランク・ワイチェックにボールを渡した。ボールを手にしたワイチェックは右に2、3回のステップを踏んで止まり、体を左に反転させてフリーのワイドレシーバー(WR)ケビン・ダイソンにラテラルパスを投じた。このボールをキャッチしたダイソンが左のサイドライン際を75ヤード駆け抜け、チームに勝利をもたらすタッチダウンを決めていた。

【第6週の注目マッチ】ニューイングランド・ペイトリオッツ vs. ニューヨーク・ジャイアンツ

この両者は第42回と第46回スーパーボウルで顔を合わせており、イーライ・マニングを司令塔としたジャイアンツがトム・ブレイディのけん引するペイトリオッツを2度にわたって撃破している。なお、第42回スーパーボウルでジャイアンツがペイトリオッツを倒したことにより、ペイトリオッツによるNFL史上2度目のシーズン無敗記録は阻止されていた。

【第7週の注目マッチ】オークランド・レイダース vs. グリーンベイ・パッカーズ

リーグの中でも歴史ある両チームは第2回スーパーボウルでの対戦経験がある。この試合でパッカーズは33対14でレイダースを圧倒し、2年連続のチャンピオンに輝いていた。

【第8週の注目マッチ】グリーンベイ・パッカーズ vs. カンザスシティ・チーフス

パッカーズはチーフスを倒してスーパーボウルの初代チャンピオンとなっていた。アーロン・ロジャース対パトリック・マホームズという最高峰のQB対決によるスリリングな試合展開となるだろう。

【第9週の注目マッチ】ミネソタ・バイキングス vs. カンザスシティ・チーフス

第4回スーパーボウルで対決した両チームは、チーフスがチーム史上最も記憶に残るプレーとされるハンク・ストラムHCによる“65 Toss Power Trap(65トス・パワー・トラップ)”プレーによって最初で最後となるスーパーボウル制覇を成し遂げていた。

【第10週の注目マッチ】アトランタ・ファルコンズ vs. ニューオーリンズ・セインツ

2005年、超大型ハリケーン“カトリーナ”が来襲してニューオーリンズの町に甚大な被害をもたらした。そこから立ち上がったセインツは翌年の9月25日、再稼働させたスーパードームでライバルチームのファルコンズを撃破。この勝利はファンに多くの感動や勇気を与えていた。

【第11週の注目マッチ】ニューイングランド・ペイトリオッツ vs. フィラデルフィア・イーグルス

第39回と第52回スーパーボウルで対戦した両チームは五分五分の戦績を残している。“フィリー・スペシャル”でペイトリオッツを下した第52回、イーグルスのQBを務めたのはバックアップのニック・フォールズだった。

【第12週の注目マッチ】オークランド・レイダース vs. ニューヨーク・ジェッツ

1968年11月17日に行われたレイダース対ジェッツ戦は後に“ハイジ・ゲーム”と呼ばれることとなる。これは東海岸側では3時間を超えたゲームの延長放送がなく、予定通り“アルプスの少女ハイジ”が放送されたため、当時の放送局に視聴者からの批判や抗議が殺到したことで名づけられた。今回のレイダース対ジェッツ戦に関してはおそらく大丈夫だろう。

【第13週の注目マッチ】サンフランシスコ・49ers vs. ボルティモア・レイブンズ

第47回スーパーボウルで対戦した両チームのマッチアップはジム・ハーボーHC対ジョン・ハーボーHCによるスーパーボウル史上初の兄弟対決でもあった。

【第14週の注目マッチ】シンシナティ・ベンガルズ vs. クリーブランド・ブラウンズ

毎年やってくるオハイオ州対決。これまでのところはベンガルズが通算で50勝41敗とリードしている。

【第15週の注目マッチ】インディアナポリス・コルツ vs. ニューオーリンズ・セインツ

両チームは第44回スーパーボウルで顔を合わせている。この試合ではショーン・ペイトンHCが後半開始早々にコールしたオンサイドキックの成功や、トレイシー・ポーターによる決勝の74ヤードリターンタッチダウンなど、記憶に残るプレーが飛び出してセインツが初めてのスーパーボウルの栄冠を手にした。

【第16週の注目マッチ】オークランド・レイダース vs. ロサンゼルス・チャージャーズ

1978年のレイダースとチャージャーズの対決は、後に“ホーリー・ローラー・ゲーム”と称されるようになった。これはレイダースのQBケン・ステイブラーがサックをかわすためにボールをゴールライン方向へとファンブルしたプレーが始まりだ。ランニングバック(RB)ピート・バナザックがこぼれたボールに飛びついてタッチするも、両手でボールを前方へと転がしただけとなり、最終的にはタイトエンド(TE)デイブ・キャスパーがエンドゾーンでボールをリカバーしてレイダースが21対20で勝利する形となっていた。この結果を受けたリーグはファンブル時のリカバーに関するルールを永久的に変更することとなった。

第17週の注目カードについては未定となっている。

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