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ドラ1候補QBハスキンズ、「イーライのバックアップでも問題ない」

2019年04月18日(木) 14:24


オハイオ州立大学のドウェイン・ハスキンズ【AP Photo/Darron Cummings】

クオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズを組み込んだモックドラフトがそこら中で行われている。ハスキンズはここ数週間でニューヨーク・ジャイアンツ、ワシントン・レッドスキンズ、デンバー・ブロンコス、マイアミ・ドルフィンズ、そして、オークランド・レイダースと面会してきた。

以前より、来たるドラフトでハスキンズは全体6位と17位の指名権を持つジャイアンツによって指名されるだろうと予想されてきた。カレッジでは1シーズンのみの先発でハイズマントロフィーのファイナリストに選出されるパフォーマンスを披露したハスキンズにチームやタイミングの好みはなく、ベテランQBの隣でキャリアをスタートさせることさえも楽しめるだろうと明かしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが提供するポッドキャスト“RapSheet and Friends(ラップシート・アンド・フレンズ)”の中でハスキンズはこのように答えている。

「イーライ・マニングはレジェンドだ。イーライを見て育ってきたし、彼の隣で勉強することには何の問題もないだろう。オハイオ州立大でのJ.T.(バレット)の時と同じような感じさ。どのチームが自分を指名してくれても、焦らずにそのチームのメンバーから学習することができるはず。また、その彼と切磋琢磨してプレッシャーだってかけられるだろう。ただ、その人がベテランであることは知りながらだ。その人には経験がある。プロフェッショナルなんだ」

ハスキンズはさらに、「その彼の立場にいつかは立ちたい。だからこそ、自分は偉大な先輩たちから学びたいと本気で思っている」と語っていた。

この点において、ハスキンズはすでにホットなスタートを切っていると言えよう。ハスキンズはこれまでに歴代のスーパースターQBであるジョン・エルウェイ、ダン・マリーノ、ダグ・ウィリアムスらと面会しており、さらにはNBA界のレジェンドであるコービー・ブライアントとも会っている。

驚くかもしれないが、オハイオ州立大学のQBはバスケットボール界のスターに教えを請い、カリフォルニアにあるブライアントが設立した『マンバ・スポーツ・アカデミー』でリーダーシップスキルの向上を図る訓練を受けたこともあるのだ。ハスキンズは“プレーヤーフレンドリー”なアプローチとは一線を画す有効な声がけについて学びたかったと述べていた。

ハスキンズはブライアントに関して、「自己研鑽や準備の仕方、また、チームメイトに期待するものという点に関し、彼がたくさんのアイデアを提供してくれるのは間違いない。本当に、本当に向上心の強い人なんだ」と述べ、続けて「自分もそのような他のツールを持てたらと思う。コービーが持っていたような人とは違う能力をね。もちろん、そうなれるようにプレーする。いつかは自分もそのようにリードできるとは思っているんだ。だからこそコービーについて学んだのさ」と明かしていた。

ハスキンズがまだ学んでいないものの1つはドラフトの有識者たちが他のQBとの間で彼を位置付ける場所だろう。ハスキンズは来週テネシー州のナッシュビルで開催されるドラフトに赴く意向はないことも認め、その代わりとして地元であるメリーランド州で特別な催しを開くつもりのようだ。

最後にハスキンズはこのように述べていた。

「そのイベントは見ていられない。気が狂いそうになってしまうからね。だけど、何より大事なことは、自分にコントロールできることをコントロールすることだし、日々改善していこうとするのを止めないこと。自分はいずれ殿堂入りするようなクオーターバックになれるし、スーパーボウルでは何度も勝てると思っている」

「だけど、自分にはまだまだ成長の余地があるはずだし、もっともっと継続して良くなっていきたい。自分の前や後ろに誰がランクインされていようと心配じゃないのは、将来的に自分がベストの1人になるからさ。だから、今はそのことにしか興味がないんだ」

【S】