2019年ドラフト、レイダースは驚きの指名をするのか?
2019年04月23日(火) 09:22情報漏洩(ろうえい)を恐れたオークランド・レイダースはドラフトを前にしてスカウト陣をそれぞれ自宅に引きあがらせている。
この入念な対策は、レイダースのジェネラルマネジャー(GM)マイク・メイヨックやヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンが現地25日(木)に開催される2019年NFLドラフトの1巡目指名時にとんでもない戦略をとろうと画策しているからなのか。そして、いかなる報道もその計画を頓挫させることのないように注意を払っているからなのだろうか。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは“Up To The Minute Live(アップ・トゥー・ミニット・ライブ)”の中で、「レイダースは全体4位で秘密厳守の驚きの指名を狙っているかもしれない」と述べていた。
ラポポートはまた、「それが今、私が理解していることだ。全体4位での指名はわれわれの予想しているものではないのかもしれない。だからこそ、実際のところ、私も分かっていない。複数の予想はある。もしかするとデビン・ホワイトかもしれない。まだ残っていた場合にはクオーターバック(QB)のドウェイン・ハスキンズ、または、カイラー・マレーかもしれない。オフェンシブライン(OL)マンの可能性もあり、モックドラフトでは誰も指名していなかったタックル(T)かもしれない。しかしながら、私が今理解しているのは全体4位でわれわれは驚く可能性があるということだけだ」と説明していた。
アリゾナ・カーディナルスが全体1位指名権を持っている現状、グルーデンHCとメイヨックGMはトレードアップでマレーを奪いにいくのだろうか。あるいは、全体4位でハスキンズを指名するのだろうか。スカウト陣の大半がデレック・カーを指名した際にいたメンバーであることからも、QBの方針転換を狙う動きには確かな秘匿性が必要となるはずだ。
全体4位でのホワイト指名は興味深い動きとなるだろう。ルイジアナ州立大学のホワイトは今ドラフトにおけるトップのラインバッカー(LB)として広く認識されており、ホワイトであればレイダースディフェンス陣に開いた大きな穴を埋めるだろうとの予想もされている。それでも、そのLBに全体4位の価値はあるのだろうか。はたまた、昨年の1巡目で投資したばかり、かつ、フリーエージェント(FA)で大金をかけたポジションでもあるTの選手を新たに指名することはあるのだろうか。
1巡目指名が行われる25日晩に向け、レイダースやその他チームに関する憶測の嵐が巻き起こっている。
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