ドラ1候補DEモンテス・スウェット、健康診断結果に誤りの可能性
2019年04月26日(金) 08:58モンテス・スウェットよりも自身の株価が乱高下したプロスペクトはいなかっただろう。ある1つの事象によって2019年NFLドラフト直前にして彼の評価は再び上昇している。
先日、スウェットはヒューストン・テキサンズのチームドクターであるジェームズ・マンツと面会し、今年2月のスカウティングコンバイン時に受けた心臓の状態に関する診断結果には誤りがあると伝えたられたとのことだ。これは現地の情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた内容である。
コンバインで受けた検査ではスウェットが肥大型心筋症を患っている可能性が指摘されていた。ラポポートによると、インディアナポリスの医師たちによって疑いがあると診断されたこの病気は左室ないしは右室心筋の異常な肥大を起こす疾患であり、彼らはスウェットの心筋の肥大が2cmほどに及んでいると診断していたようだ。その後のスウェットは複数の専門家の診断を受け、彼らはコンバインでの医師たちが検査時に誤って別の筋肉を心筋として含んでしまったため、実際の心筋の大きさは1.5cm程度であると判断していた。
ラポポートは「つまるところ、診断の結果、モンテス・スウェットには異常がないということ。この矛盾によって複数チームがまったくもってスウェットの問題を意に介していなかったことが説明可能となる」と指摘していた。
ミシシッピ州立大学出身のパスラッシャーはコンバインの40ヤードダッシュで4.41秒を記録した後、シニアボウルでも支配的なパフォーマンスを見せたことで1巡目指名の前半には食い込んでくるとされていた。しかしながら、ラポポートによれば、彼の心臓に関する診断結果は複数チームに対し、ドラフト候補リストからその名前を削除させる働きを持ったようだ。
ドラフト1巡目指名まで残り時間わずかとなった今、この状況によって複数チームがスウェットについて再検討する可能性もあるだろう。
NFLネットワークでドラフトアナリストを務めるダニエル・ジェレマイアが出した最終プロスペクトランキングでスウェットは全体12位にランクインしていた。
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