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ブロンコスWRサンダース、「自分はまだやれる」

2019年05月09日(木) 11:01


デンバー・ブロンコスのエマニュエル・サンダース【AP Photo/Rick Scuteri】

デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)エマニュエル・サンダースは昨年12月上旬の練習中に負ったアキレス腱断裂からのリハビリを継続中だ。

それでも、そのリハビリプロセスにはポジティブな兆候が見られており、現地8日(水)にはすでにトレーナーを引き連れて水平移動の動きや100%の力での直線ダッシュを行っていた。

全力でのダッシュはプロ9年目の選手が復帰へ向けてかなり順調にきている証拠でもある。

サンダースはチーム公式サイトを通じて、「コーチたちが19.2(mph/約31km)は出ていたと伝えてくれた時、まだ始めて4カ月なんだし、思わず“おおそうか、まだまだできるな”と感じたんだ」と述べていた。

フルスピードでのランもまったく問題ないと明かし、“いい感じ”と表現していたサンダースだが、復帰までのタイムテーブルは依然として未定だ。サンダースはチームがトレーニングキャンプを開く今夏下旬にはルートランニングや普通の練習ドリル参加が可能となるだろう。

サンダースは「また時間が経てば分かる。トレーナーたちがどういう感じかは知っているだろう。日程を決めることはない。自分たちはあるがまま受け入れるだけだ。その時までに戻れればいいとは思う。だけど、そうならなくても焦るつもりはない。時間をかけ、フィールドに復帰する前に100%の状態であるかを確認する必要がある」と語っていた。

一方で、ブロンコスもまたサンダースに復帰を急かすつもりはないようだ。2018年シーズンの終盤に離脱するまで、サンダースは71回のキャッチでチームトップのレシーブ数を記録して868ヤード、タッチダウン4回をマークしていた。

チームにとっての最高のシナリオはサンダースにスロー調整を行わせ、重要なレギュラーシーズンの開幕までに準備を完了させておくことだろう。

ベースサラリーが1,010万ドル(約11億円)の契約最終年を迎えていることからも、シーズンが始まる前までに100%の状態であることは32歳のWRにとっても大きな意味を持つはずだ。

【S】