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TEワトソンが引退表明から一転、ペイトリオッツと契約か

2019年05月10日(金) 11:25


ニューオーリンズ・セインツのベンジャミン・ワトソン【Bill Baptist via AP】

タイトエンド(TE)ベンジャミン・ワトソンのニューイングランド・ペイトリオッツ訪問はポジティブなものとして終了したようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地の情報筋の話を元に伝えたところによると、引退を表明していたワトソンが一転してペイトリオッツと契約を結ぶ方向で動いているようだ。

解決すべき問題も多少残されているが、そのいずれも契約締結を妨げるものではないとラポポートは述べている。

2018年シーズン、38歳のワトソンはニューオーリンズ・セインツと1年契約を結んでいた。現在の進展がある前、ワトソンは昨年12月に引退を表明している。

この動きによって、ワトソンはヘッドコーチ(HC)のビル・ベリチックと再会することにもなりそうだ。もともとはペイトリオッツがワトソンを2004年ドラフトの1巡目で指名していた。ワトソンは6シーズンをペイトリオッツの一員として過ごした後、2009年シーズン終了後にクリーブランド・ブラウンズに移籍。2010年から2012年の3年をクリーブランドで過ごし、2013年から2015年にかけてはニューオーリンズ・セインツに在籍した。その翌年にはボルティモア・レイブンズへ移ったものの、昨年にはまたニューオーリンズに戻っていた。

ロブ・グロンコウスキーの引退もあり、ペイトリオッツがTEポジションに人材を欲していることを考慮すると、チームがワトソンの加入を熟考する動きにも納得できる。

ワトソンの生産性がグロンコウスキーのそれに並ぶことはまずないが、ベテランTEとしての存在感や豊富な経験をペイトリオッツのTEグループにもたらすことはできるだろう。

プロでのキャリアを通じ、ワトソンは195試合に出場(先発は135試合)してトータル530回のキャッチで5,885ヤード、タッチダウン44回を積み上げている。

【S】