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元シーホークスWRボールドウィン、多数のツイートで引退を示唆か

2019年05月14日(火) 11:14


シアトル・シーホークスのダグ・ボールドウィン【AP Photo/Stephen Brashear】

現地12日(日)深夜、元シアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)ダグ・ボールドウィンは『Twitter(ツイッター)』を通じてNFLで学んだ教訓やハイライトを振り返りながら、若き日々の自分自身に向けてメッセージを投稿し、引退をほのめかしている。

これはシーホークスがフィジカルチェックをパスできなかったカム・チャンスラーとボールドウィンに契約終了を告げた3日後の投稿だった。

2018年シーズン終了以降に3回の手術を受けたボールドウィンの引退説は2019年のドラフト期間中からささやかれ始めていた。

ボールドウィンが受けた最新の手術はスポーツヘルニアを治すためだったが、2018年シーズンには股関節や膝、肩の痛みとも闘っていた。

シーホークスのメンバーとしてボールドウィンが記録したキャッチ493回、6,593ヤード、タッチダウン49回はすべてフランチャイズレコードのトップ3に入っている。

ボールドウィンはシーホークスでプロキャリアのすべてを過ごした。プロでの8シーズンを通じてプロボウルに2回選出され、1,000レシービングヤード超えも2回記録し、さらにはスーパーボウル制覇も経験している。

43対8でデンバー・ブロンコスを下して見事チャンピオンとなった第48回のスーパーボウルで、ボールドウィンはキャッチ5回、66ヤード、タッチダウン1回を記録した。

プロとして最後のシーズンとなる2018年シーズンに、ボールドウィンは13試合に出場してキャッチ50回、618ヤード、タッチダウン5回をマーク。

身長約178cm、体重約90kgという数字はWRとして理想的なサイズではなく、ボールドウィンのパフォーマンスはしばしば見過ごされ、実際よりも低く評価されることもあった。しかしながら、チームが全盛の時代にボールドウィンは勝負強いパフォーマーであることを自らの力で証明して見せた。当時は“リージョン・オブ・ブーム”と称された守備陣に多くの注目が集まっていた中、ボールドウィンは攻撃陣の武器としてシアトルの街で輝きを放っていた。今や、そんなボールドウィンの選手としてのシーホークス人生は幕を閉じようとしている。

以下はボールドウィンが日曜日に投稿した多数のツイートの一部だ。

「若き日の自分自身に向けて手紙を書いてみたいとずっと思っていたんだ。いつ、どのように、書けばいいかは分からなかったが、今がまさにその時のように思えた・・」

「この手紙を君に書き、そしてこれを伝えたかった。君は今後、とてつもなく苦しい旅路を歩むことになるとね。君はこれから想像したこともないような痛みを心身ともに感じることになる。何度も、何度も失敗するんだ。だけど、心配はいらない。それらすべての経験は、君がその先に成功する理由となるのだからね」

「君は最後に大好きなスポーツの最高レベルで戦うチャンスを手に入れる。君のことだから、早い時期に爪あとを残すんじゃないかな。その時期に、君はその世界で自分を見失いもする。でも、大丈夫。その時期を乗り越えて君はさらに良くなるんだよ」

「その後の数年は時の流れとともに出会うすばらしい友人たちとの美しい思い出で満たされる。彼らがいろいろなことを教えてくれるんだ・・」

「だが、その旅路が終わりとなった時、君はガルフ・ブリーズとペンサコーラの狭間にいた小さな少年が本当に欲しかったものを思い返すことになる。それは、認められることと愛されることだ」

「1つの旅路の終わりには、また新たな道の始まりが見えるんだ。どんなものか想像できるだろうか・・また、とてつもなく苦しい旅路になるだろうね。君はこれから想像したこともないような痛みを心身ともに感じるだろう。そして何度も、何度も失敗する。だけど、心配はいらない。それらすべての経験が、その先に成功する理由となるのだからね」

「✌(ピース)」

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