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元CBのチャンプ・ベイリーがブロンコスのリング・オブ・フェイムに選出

2019年05月21日(火) 13:55

チャンプ・ベイリー【Photo by Joy Asico/Invision for NFL/AP Images】

元デンバー・ブロンコスのコーナーバック(CB)チャンプ・ベイリーが2019年に新たな偉業を成し遂げる。

ブロンコスは現地20日(月)、ベイリーがチームのリング・オブ・フェイム入りを果たしたと発表した。これにより、ベイリーは史上初めて同一の年にリング・オブ・フェイムとプロフットボール殿堂入りを果たすこととなる。

ブロンコス球団社長兼CEOのジョー・エリスはチームが出した声明文の中でこのように述べている。

「チャンプが資格を得た初年度でブロンコスのリング・オブ・フェイムに選出されたことに驚きはない。ブロンコとして何度もオールプロに選出される中、彼が見せてくれた度肝を抜く数々のプレーに加え、10シーズンにわたってこのオーガニゼーションにもたらしてくれた安定感やリーダーシップは唯一無二だ」

「ここ4カ月にわたり、チャンプのキャリアが正しい評価を得てきたのを見ること――初めはプロフットボール殿堂入り、そして、今はリング・オブ・フェイム入り――はわれわれにとっても特別なこと。チャンプに与えられた当然の栄誉を祝福するとともに、10月にはこのブロンコスにとって彼がどれだけの存在だったかをみんなで祝えるのを楽しみにしている」

ベイリーはブロンコスでリング・オブ・フェイム入りする13人目のディフェンシブプレーヤーかつ2人目のCBとなる。

プロ入り後最初の5シーズン(1999年から2003年)をワシントン・レッドスキンズで過ごし、その間にプロボウルに4度選出されたベイリー。トレードによって2004年からブロンコスでプレーしたベイリーは、残りのプロキャリアを過ごしたデンバーの地でNFL史上最高峰のCBとして君臨した。

ブロンコスでの10シーズンを通じ、ベイリーは2004年から2006年までの3年連続でオールプロに選出され、プロボウルにはさらに8度も選出された。合計12回のプロボウル選出はCBとしてNFL史上最多の回数であり、ベイリーは2000年代のNFLオールディケイドチームのメンバー入りも果たしている。

ベイリーは今年8月3日にオハイオ州カントンで正式にプロフットボール殿堂入りを果たす予定で、ブロンコスによるリング・オブ・フェイムの式典は今年10月13日に開催となる予定だ。

ブロンコスは『Twitter(ツイッター)』でベイリーの偉業を称えている。

「われわれの2019年ROF(リング・オブ・フェイム)はチャンプ・ベイリー以外にいないだろう! おめでとう、チャンプ」

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