競技委員会がパスインターフェアのリプレープロセスを明確化へ
2019年05月23日(木) 11:45春季リーグミーティングの最中、NFLのオーナーたちは競技委員会に新たなパスインターフェアのリプレーレビューを調整する権利を与えた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタとイアン・ラポポートは現地22日(水)朝、リーグのオーナーらが前後半それぞれの2ミニッツ内で起きたパスインターフェアに対するインスタントリプレーのプロセスを調整する権利を競技委員会に与える投票を行ったと報じた。
今回の決定により、競技委員会が必要と判断した場合、ラスト2分でこれまでのブースレビューに代わってヘッドコーチのチャレンジを可能にするなどの変更を施すことができるようになる。22日の決定がなければ、こういったルール調整にはオーナー投票が必要だった。
リーグは今後、ヘッドコーチ(HC)らとの協議を重ね、必要であればプレシーズン開幕までにそのルール変更を行うと見られている。
競技委員会は今、2019年シーズンを前にしてよりルールを鮮明にした形で物事を進めていくことが可能となった。
バティスタは『Twitter(ツイッター)』を通じ、「NFLがPI(パスインターフェアランス)チャレンジルールを変更するとすれば、ヘイル・メリーをチャレンジとどう切り離して考えるかという1つの問題が生じます。リーグはすべてのヘイル・メリーがチャレンジされることを望んではいません。競技委員会のメンバーはヘイル・メリーとは何かを正確に定義し、それをルールに取り込むことが必要だと示唆しています」とも述べている。
その他、22日のNFL春季リーグミーティングでは以下のような展開があった。
1.カンザスシティ・チーフスによる、オーバータイム時に両チームがポゼッションの権利を持つという提案に関しては投票が行われることはなかった。これ以上の議論を進めていくだけの支持が得られていないが、来年になれば再検討される可能性もある。チーフスがこの案を修正し、2020年に可決させようと再度挑戦するかどうかは不明だ。
2.リーグは脳震とうの発症を抑えるため、オクラホマ・ドリルなどを含む行われるべきでないドリルについてチームに対して安全推進を行った。
【S】