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WRベッカムがOTA不参加で失ったものは大きいとブラウンズHC

2019年05月31日(金) 13:11


クリーブランド・ブラウンズのオデル・ベッカム【AP Photo/Ron Schwane, File】

クリーブランド・ブラウンズがOTA(チーム合同練習)締めくくった現地30日(木)、ヘッドコーチ(HC)のフレディ・キッチンズはチームに新加入したワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムの姿をもっと見たかったと語った。

ベッカムは9日間の日程で行われた自主参加のOTAのほとんどを欠席していた。これは団体交渉協約(CBA)によって守られたベッカムの権利だが、キッチンズはベッカムが失ったものは大きいと話す。

来週の現地4日(火)から始まり、参加が義務づけられているミニキャンプにベッカムが(おそらく)戻ってきたとき、何が目標となるかを尋ねられたキッチンズは「彼が見たいだけだ」と応じた。

ベッカムは“かなり”のものを失ったというキッチンズは特に“オフェンス”をその対象に挙げている。

1年目のHCは以前、ベッカムが自主参加のワークアウトに参加しないことに対して寛大さを示していた。今月始め、キッチンズは次のようにコメントしている。

「オデルがここにいないことに、何も問題はない。彼にここにいてほしかった。彼はここにいない。自主参加だからね。自主参加という言葉が意味するのはそういうことだ。彼は来るのか、来られないのかを決めることができる」

「だが、いかなる状況においても、ここにいないことで私がオデルに怒っていると言うことはないだろう。彼はプレーの準備を整えるだろうし、私が望むのはそれだけ。9月のキックオフまでに彼の準備が整うことであり、彼はそうするだろう。約束しようじゃないか」

来週にはベッカムが登場し、キャンプ終了までにクリーブランドでは全ての準備が整うことになりそうだ。

しかし、一新されたロースターでオフェンス陣を機能させようとするルーキーコーチが、ブラウンズの最もデンジャラスな武器に最初から最後まで現場にいることを望むのも、無理からぬことだろう。

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