ベンガルズ離脱は考えられないとWRグリーン
2019年06月10日(月) 09:06今年が契約年となるシンシナティ・ベンガルズ9年目のワイドレシーバー(WR)A.J.グリーンは、できる限り長く“クイーンシティ”にとどまるという願いを今も持ち続けている。
『Fox 19(フォックス19)』によれば、グリーンは現地7日(金)に「シンシナティは俺のホーム。(グリーンの出身地である)サウスカロライナと同じくらいホームなんだ。俺が知っているのはシンシナティのことだけだ」と語ったという。
「他のどこかや、他の街で自分がプレーすることなんて想像できない。また2年ここにいられたらと思っている。そこはどうなるかだね」
2015年に結んだ4年契約の最終年を迎えたグリーンは、2019年に約1,220万ドル(約13億2,000万円)を受け取ることになっている。これはアレン・ロビンソンやアダム・ハンフリーズらに次ぎ、今年のワイドアウトの中で14番目の金額だ。
今年に契約確保を目指しているWRはグリーンだけではない。グリーンと同じく2011年のドラフト上位10位以内でNFL入りしたフリオ・ジョーンズは契約が2年残っている状態で延長を求めている。しかしながら、このオフシーズンにジョーンズとアトラント・ファルコンズの話し合いがコンスタントに報じられているのに対し、グリーンとベンガルズの状況はあまり取り上げられていない。
グリーンは8年のキャリアの中で1,000ヤード超えのシーズンを6度経験しており、レシービングタッチダウン(63回)では現役プレーヤーにおいて8位につけている。
グリーンの安定した生産性を踏まえれば、シンシナティが7度のプロボウラーを2020年にフリーエージェントにしてしまうのは愚かな判断に思えるだろう。だが、ザック・テイラーをヘッドコーチ(HC)に迎えて新体制を形成するベンガルズは、グリーンがテイラーのオフェンス陣と長期的な親和性を持つか見定めたいのかもしれない。
間もなく31歳になるグリーンは、かかとの負傷によって昨シーズンを短く終えていた。グリーン本人が最近になって医師から練習復帰のお墨付きを得たとレポーターらに明かしている。ベンガルズのチーム合同練習(OTA)ではフィールド脇で運動を行っていた。
グリーンとベンガルズは火曜日から参加必須のミニキャンプへ向かう。
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