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QBジョシュ・マッコウンが17年のキャリアに終止符

2019年06月18日(火) 11:25


ニューヨーク・ジェッツのジョシュ・マッコウン【AP Photo/Julio Cortez】

長年にわたって活躍してきたクオーターバック(QB)ジョシュ・マッコウンがそのキャリアに正式に幕を引いた。

UFL(ユナイテッド・フットボール・リーグ)で過ごした1年を含む17年を通じてNFLの10チームに在籍してきたマッコウンが『The Players’ Tribune(プレイヤーズ・トリビューン)』を通じて引退を発表している。

マッコウンは引退声明に次のように綴った。

「いつでも自分の道を自分で選べるわけではないと示すことになってしまうかもしれない。だが、振り返ってみて私は自分のキャリアに誇りをもっている。ジャーニーマンと呼ばれるのを避ける気はない。私はその名を全力で受け入れている。なぜなら、それが素晴らしい旅だったからだ。そして今、こう言うのも奇妙な感じだが、17年がたって、その旅が終わりに行き着いた。今日、私は正式に引退する」

マッコウンはアリゾナ・カーディナルスから2002年のドラフト3巡目で指名を受けている。アリゾナの地で4シーズンを過ごした後に、マッコウンの旅は始まった。デトロイト・ライオンズ、オークランド・レイダース、マイアミ・ドルフィンズ(オフシーズン)、カロライナ・パンサーズ、ハートフォード・コロニアルズ(UFC)、サンフランシスコ・49ers(オフシーズン)、シカゴ・ベアーズ、タンパベイ・バッカニアーズ、クリーブランド・ブラウンズをわたり歩いたマッコイは、過去2年の拠点としてニューヨーク・ジェッツにたどり着いた。

キャリアを通じて76試合に先発したマッコウンはパス成功率60.2%、タッチダウンパス98回に対してインターセプション82回という数字を残している。

輝きを見せる気骨ある選手でありながらも滞在地の全てで長期的なアンサーとなるに足る身体状態を保てなかったマッコウンは、QBチューターとしても人々の記憶に残るだろう。ジェッツでサム・ダーノルドのメンターを務めた昨年はマッコウンのキャリアでもベストのシーズンに数えられるかもしれない。

マッコウンの引退声明ではコーチング、もしくは放送業界に次の進路を取る可能性が示唆されていた。現地17日(月)にマッコウンが引退を表明してすぐに、『ESPN』がNFLアナリストとしてのマッコウン加入を発表している。

プレーヤーとして、そしてコーチ的な役割をもって長く活躍してきたQBだっただけに、マッコウンがいつかコーチとしてサイドラインに戻ってくることがあっても驚きではない。

元ディフェンシブエンド(DE)クリス・ロングは『Twitter(ツイッター)』を通じて次のようなメッセージを送った。

「夏は引退の季節。@JoshMcCown12 は“17年”のキャリアを送った。それを心からリスペクトしている。彼のタフネス(彼はベストのやつらからヒットを受けていた)や、自分に影響がない問題にも率直に意見するスタンスを称賛している。NFLにはもっと彼のような人が必要だ。おめでとう、ブラザー」

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