QBアレンに自信を感じるビルズRBマッコイ
2019年06月27日(木) 12:20昨シーズンに散見されたこととして、特にシーズン序盤、バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは途方に暮れ、フィールド全体を見渡せず、ラッシュやカバレージがどこからくるかも分からなくなり、プレーを成功させようという知性よりは秀でた運動能力頼みになっていることがあった。
それがうまくいくこともあった。アレンはフィールド上でも最も運動能力の高い選手の一人であり、自らの足で走り、長い腕から鋭い投球をする。
また、ときに悲惨な結果になることもあった。アレンは自分勝手なパスをターゲットの後ろに放り、進歩もなく、非効率的なオフェンスに陥るのだ。
アレンは非常に穴の多いオフェンシブラインの後方でプレーしており、ランゲームは安定せず、標準以下のレシーバーらも相まって状況は容易ではなかった。このオフシーズン、ビルズはQBの負担を減らすべく感嘆すべき仕事で――少なくとも理論上は――これらの問題に対処した。おそらく、ビルズにできた最大の改善点はアレンの頭の中だ。
オフシーズンワークアウトを行ったランニングバック(RB)レショーン・マッコイは、アレンの、特に精神面に改善が見られると考えている。
「彼は良くなっているみたいだ。前より自信があるように見える。去年は才能だけでプレーしていたと思うね。ときどき、QBが本当に才能あるとき、彼らがいかにスマートかは見過ごされてしまう。ジョシュはスマートだよ」とマッコイは『The Buffalo News(バッファロー・ニュース)』に語った。
QBスポットの改善なしにはビルズがプレーオフに進出するチャンスはないと分かっているコーチングスタッフにも、アレンの進歩は伝わっている。
「ジョシュは何に改善が必要か、どこは既にうまくできているかという部分でしっかりと情報を得ているし、そういうエリアも同時に改善している」とビルズヘッドコーチ(HC)のショーン・マクダーモットはミニキャンプの場で語っていた。
たとえそうなると予測はできなくても、1年目から2年目での飛躍は可能だ。特に、NFL入りした際のアレンの才能の原石を見れば、その可能性は否定できない。1年の経験を積んだアレンには一つの段階を越えることができるとマッコイは考えている。
「2年目や3年目っていうのは、いつだってずっと良くなるものさ。数字には出ないかもしれないが、自信とか、どうなるかを知っていること、何を期待できるかを知っていることとか、そういったことでね。だから、彼が今年どういうプレーをするか、すごくワクワクしているんだ」とマッコイは述べた。
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