パット・ボウレンの殿堂ジャケットとリングは遺族へ
2019年07月04日(木) 11:13プロフットボールの殿堂に選ばれた故パット・ボウレンの家族がゴールドのジャッケットとリングを受けとることになった。
元デンバー・ブロンコスオーナーのボウレンは今年の殿堂入りメンバーに選ばれた後に亡くなっており、家族がジャケットとリングを受け取れるかどうかは分からない状態だった。ホール・オブ・フェイムのスポークスマンであるピート・フィエーレがデンバー『9News』のマイク・クリスに、値段のつけられないアイテムを残された家族が受けとる予定だと語っている。
「選出されてから、正式にプロフットボール・ホール・オブ・フェイムになるまでの期間に亡くなったのはパット・ボウレンが初めてだった。彼のホール・オブ・フェイム・ゴールドジャケットとホール・オブ・フェイム・リング・オブ・エクセレンスを制作する過程は進行中だった」
「彼の死去前の計画に沿い、ゴールドジャケットとリング・オブ・エクセレンスはパット・ボウレンの遺産として贈られ、UCヘルス・トレーニング・センターのフロントロビーに飾られる」
これまでに死去した人物がホール・オブ・フェイムに選ばれた場合、家族がジャケットやリングを受け取ることはなかった。そういったあり方の変更を望む声は多いものの、今回はフィエーレが区別しているようにボウレンが亡くなる前に選出されていることが、殿堂のポリシーを変えずに遺族へジャケットとリングを渡すことを可能にしている。
オークランド・レイダースのオーナーであるマーク・デービスも、ボウレンに対する決断が全ての殿堂入りした故人へのポリシー変更につながることを望む一人だ。デイビスは現地2日(火)の夜に、『ESPN.com』にこう語っている。
「(ホール・オブ・フェイム社長の)デイビッド・ベイカーとホール・オブ・フェイムは正しい決断をしたし、私はこのことが全ての亡くなった殿堂入りメンバーにジャケットとリングを授けることを再検討するためのドアを開くと信じている。ドアが開き、他の家族、たとえばジュニア・セアウやケニー・ステイプラーの家族にも正しいことが行われるようにね」
「私が父のリングを手にし、ブルース・アレンがそうできない理由はない。NFLオーナーのホール・オブ・フェイム委員会のメンバーとして、私は引き続き家族のために主張していきたい」
NFLとは独立した組織であるホール・オブ・フェイムの理事会が変更を受け入れるかどうかは今後分かってくるだろう。
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