TEハーンドンに「異なるエネルギー」を感じるジェッツ
2019年07月05日(金) 00:18ニューヨーク・ジェッツでの2018年シーズンで12回先発して、タッチダウン4回を記録したルーキータイトエンド(TE)のクリストファー・ハーンドンだが、今年は“ギャング・グリーン”のファンを喜ばせそうな好調ぶりを示している。
2018年のNFLオールルーキーチームにジェッツからただ1人選ばれたハーンドンのレシーブ39回というのは、1年目のタイトエンドの中でトップの成績であり、502レシーブヤードは2位、タッチダウン4回はチームで2位だった。
新しくコーチング体制が変わり、ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズの下でフレッシュなスキームによくなじんでいるハーンドンは、自信がつき、新たなエネルギーが湧き上がるのを感じている。
「今年は初めから全員を使ってショットを狙っていて、全員がボールに触れるチャンスを得ている」とハーンドンはチームのサイトでイーサン・グリーンバーグに語った。「今は異なるエネルギーを感じるし、俺たちはただ今のこの勢いをキープして、次の日、次のキャンプへとつなげたままシーズンを迎えようと努力しているんだ」
ハーンドンがジェッツに溶け込み、同じルーキーのサム・ダーノルドとうまくかみ合うようになるまでにはやや時間がかかった。シーズン第5週までのハーンドンはターゲット7回でレシーブ5回、47ヤードに終わっている。
だが、シーズン残りの11週ではダーノルドの最も信頼できるターゲットとして浮上し、レシーブ34回で455ヤード、ターゲット49回でタッチダウン4回を全て決めた。また、パッシングゲームを展開することに加えて、ハーンドンは信頼できるブロッカーであることも証明済みだ。
1年目の活躍に甘んずることなく、ハーンドンはオフシーズン中も自分がどこでいつ仕事をすべきかの研究を怠らない。
「(動画を研究することは)すごく重要だと感じている」とハーンドンは述べた。「世界中のあらゆるスキルを持っていても、何をするべきか分かっていなければプレーする時間はあまり与えてもらえない。それだけさ。フィールドに出てプレーするためには、どこにいるべきかを知る必要がある。それがたぶん一番大事なことなんだ。身体能力や脚力は簡単に獲得できる」
こうした研究を自分のものにできるようになり、それは彼の中で自信へと変化した。
トレーニングキャンプ開始が徐々に近づく中、ハーンドンはすでに全ての面で大きな改善を示している。
「彼はより自信に満ちた選手になった」とTEコーチのジョン・ダンは述べた。「すぐに分かる。練習前に彼と言葉を交わし、話すだけで、自信(の変化)が感じられる。彼は昨年、良い1年を過ごした。彼にとっては自分たちのことに限らず、相手チームのしていることも含めて守備について理解すればするほど、持っている知識や技能を最大限に生かせるようになるのだと思う。そこが彼の最も成長した部分だと思うよ」
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