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プレースタイルを変える気はないとラムズRBガーリー

2019年07月11日(木) 14:37

ロサンゼルス・ラムズのトッド・ガーリー【AP Photo/John Bazemore】

ロサンゼルス・ラムズの2019年の展望といえば、ランニングバック(RB)トッド・ガーリーの膝の状態を抜きには語れない。

トレーニングキャンプの開始が2週間後に迫る中、『NFL Network(NFLネットワーク)』のオマール・ルイスに対し、ガーリー本人が現地9日(火)の夜に膝の具合について次のように話している。

「いいよ、調子はいい。トレーニングキャンプになれば分かるだろう? そういう感じさ。トレーニングキャンプがきたら、もうプレシーズンだ。でも、プレシーズンにはそう多くのことはやらないものだ」

この夏にトレーナーが“関節炎の要素“もあるとしていた膝の問題をラムズがケアする中、ガーリーはオフシーズンのワークアウトを欠席していた。負担にうまく対処できるように減量する計画だとされるガーリーだが、プレースタイルを変えるつもりはないという。

「俺としてはこの人生ずっとやってきたことだから、プレースタイルを変えようと試すことですらかなり厳しい。自分でさえそうなんだ。自分のゲームをどう説明していいかすら分からない。自分がやっていることを、もうできなくなるまで続けるだけさ。それが、俺たちがこのスポーツをプレーしている理由なんだ。ただ、感触は良い。何一つ変えるつもりはない」

ガーリーのプレースタイルが2019年に変わらなくとも、ガーリーに対するラムズの使い方は変わるかもしれない。トレーニングキャンプ開始時にコーチ陣は何も変わらないと主張するかもしれないが、オフシーズン中のチームの動向が一つの方向性を物語っている。チームは制限付きフリーエージェントであるRBマルコム・ブラウンのオファーにマッチし、RBダレル・ヘンダーソン獲得に3巡目ピックを使用した。

スーパーボウルが終了してから、ラムズとヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイ、ガーリーはそろってガーリーの膝に問題はないと述べてきた。しかし、観察を通してロジックを導けば、そこには長引く問題の影が見える。トレーニングキャンプでRBのローテーションについて見えてくるかもしれないが、ガーリーをめぐる疑問はレギュラーシーズンに入り、シーズンを完遂できると証明するまで霧散することはないだろう。

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