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新契約がなければトレードを要求するとチャージャーズRBゴードン

2019年07月12日(金) 11:14

ロサンゼルス・チャージャーズのメルビン・ゴードン【AP Photo/David Zalubowski】

メルビン・ゴードンは新しい契約を求めている。ロサンゼルス・チャージャーズのランニングバック(RB)であるゴードンにはホールドアウトの構えもあり、新契約がすぐに得られないならトレードを要求するつもりだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば、ゴードンは新しい契約が得られないのであればトレードを要求し、トレーニングキャンプにも参加しない旨をチームに伝えたという。この件を最初に報じたのは『ESPN』だった。

チャージャーズのベテラン勢は24日(水)からトレーニングキャンプを開始する。

トレーニングキャンプに参加しなければゴードンには労使協定による罰金が科されることになる。ゴードンの代理人の一人であるダマリウス・ビルボはNFLネットワークのイアン・ラポポートに、ゴードンが真剣にホールドアウトを考えていると述べた。

「彼はとても真剣だ。彼が身を粉にして働いていても、彼がドラフトされた位置の結果が5年目オプションだ。そういうものなんだ。きちんとしたオファーがあれば、こんなところにはいないだろう。だが、彼は敬意がないと感じた。彼はとても真剣だ」

ルーキー契約の最終年である5年目を迎えて560万ドル(約6億800万円)を受け取る予定になっているゴードンは、保証付きの長期契約による安定を望んでいる。2019年のサラリーは今季のRBの中で11位となっており、26歳のゴードンにとって自分よりランキング上位のRBの多くが、自分ほどチームの攻撃陣にとって重要ではないように見えるだろう。

ビルボは「われわれはオファーを受け取ったが、メルビンがやってきたことや彼のドラフトされた位置、彼のパフォーマンス、過去4回のプロボウルの2回に選出されていることなどに対して、フェアなオファーではなかった」と述べている。

2015年のドラフト1巡目で指名されたゴードンはオフシーズンのワークアウトの大部分に参加しなかったが、6月に実施された全員参加のミニキャンプには姿を見せていた。その際、ゴードンは新契約がなかった場合にトレーニングキャンプを欠席する可能性について「分からない」と述べている。ホールドアウトが真剣に検討されているという今、それはレギュラーシーズンまで継続する可能性がある。

レギュラーシーズン不参加はあり得るのか尋ねられたビルボは「橋がかかったら渡るつもりだ。メルビンがふさわしい支払いを受けないのなら、彼はトレードを望むだろう」と答えた。

同じロサンゼルスの街で起こっているRBトッド・ガーリーの膝の問題がゴードンへの支払いにストップをかけている可能性はある。ガーリーと大型契約を結んだロサンゼルス・ラムズだったが、そのガーリーは今後長く続くかもしれない膝の問題を抱えている。ゴードンの負傷歴をふまえ、チャージャーズはRBに大口の保証を与えるのをためらっているのだろうか。

ガーリーはこういった見方をミニキャンプで払拭していた。

「それは他の誰にだってある問題だ。でも、俺は自分の価値を知っている。俺は自分が何をチームにもたらせるかを知っているし、それを突き通す。トッドは支払いを受けたから、今は他の人が何を言おうと気にしない――彼やデイビッド・ジョンソン(アリゾナ・カーディナルスRB)について言うことをね――彼らは言いたいことを言える。彼らはもうサインしたんだからな」

「だが、残念だが俺はまだだ。だから、俺は彼らが通り抜けているいくつかのものに耐えなければならない。でも、俺は彼らではないし、もう言ったように俺は自分の価値を知っている」

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