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「俺は生きている」とドルフィンズDTノートン

2019年07月12日(金) 09:18


ケンドリック・ノートン【AP Photo/Michael Conroy, File】

先週に発生した大きな自動車事故で左腕を失い、プロフットボールのキャリアが閉ざされたマイアミ・ドルフィンズのディフェンシブタックル(DT)ケンドリック・ノートンは、今も自分の元にあるものに集中することを選んでいる。

「俺は生きている。ここにいて、俺は生きている。今もここにいられるという事実が、俺を前進させ続けてくれる。家族に会うことはすごく大事だ。このサポートシステムがあるのはとてもいいこと。そのおかげで俺は強くあり続け、背筋を伸ばしていける」

「だが、もうプレーできないことを理解してもいる。俺たちはそこを通り過ぎているんだ。その現実が身にしみてきている。俺は生きているし、ありがたく思っている。今は献血運動をやりたいと思っている」

ノートンは現地11日(木)、4日に起こった事故において不適切な車線変更をし、1台の車の前で車線を外れる動きをしていたことで出頭を命じられたとフロリダ州ハイウェイパトロールが発表している。ジャクソンビル出身で22歳のノートンは今もジャクソン記念病院のライダー外傷センターに入院し、家族や代理人がつきそっている。

「俺は大丈夫だ。この状況で最大限の快適さを感じている。問題なくやっているし、ベストを尽くしている。ファンの皆やチームの皆、家族、あらゆる人々のサポートのおかげで、俺は強くいられる。それが俺を後押ししている。俺の信念や家族、祖父母、スポーツエージェントからのサポートがね」

「誰もが予想を超え、見返りなしでサポートしてくれるんだ。俺を支えてくれる人々を見るだけで、ただただ素晴らしい」

2018年のNFLドラフト7巡目でドルフィンズから指名を受けたノートンは、昨シーズンをカロライナ・パンサーズの練習生として過ごし、12月にドルフィンズと契約を結んでいた。いずれのチームからも、試合に出場はしていない。

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