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スタッフォードこそ最高のQBとジャイアンツWRテイト

2019年07月17日(水) 10:28

デトロイト・ライオンズのゴールデン・テイト【Detroit Lions via AP】

1年足らずの間に3つのチームをわたり歩いたワイドレシーバー(WR)ゴールデン・テイトの今のホームはニューヨーク・ジャイアンツだ。

そんなテイトにとって、デトロイト・ライオンズでクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードの見事な右腕からパスを受けていた日々はそう遠くない過去だ。

デトロイトを去っても、テイトはそこで過ごし、スタッフォードと共にプレーした時間を忘れていない。テイトにとってスタッフォードはかなり過小評価されている選手であり、自分がNFLでプレーしてきた中でも最高のQBだという。

「スタッフォードは俺がプレーしてきた中でも最高のQBだ。彼は全力でプレーできるし、タフで、姿勢も素晴らしい。彼はただプレーすることを望んでいるんだ。彼に対しては称賛しかない」

テイトがシアトル・シーホークスでラッセル・ウィルソンと2年、昨年にはフィラデルフィア・イーグルスでカーソン・ウェンツやニック・フォールズとそれぞれプレーしていることを考えれば、この賛辞はことさら意味の大きいものだろう。

それは同時に、スタッフォードを2009年に全体1位で指名したライオンズがそれ以降で3回しかプレーオフに進出できなかったことをテイトが残念に思っているということでもある。

アイアンマン的な活躍をしてきたスタッフォードはここ8シーズンにわたって先発を一度も逃したことがなく、うち1シーズンを除いて4,200ヤード以上を記録してきた。だが、それが大きな成功につながることはなかった。

「彼がこんなにも優れた選手なのに、プレーオフに進まず、リングにたどり着いたこともないのは、ほとんどアンフェアだとさえ言える。それを俺が変えられなかったことに心が痛むよ。彼のキャリアを考えると、別のチームにいれば話は別だったんじゃないか。分からないけどね。これまでに何人かとプレーしてきたけれど、一緒にプレーオフに勝ち進んだ選手も、彼ほど良かったとは思わない」とテイトは言う。

これからテイトがフィールドを共にする先発QBはイーライ・マニングだ。ジャイアンツが1巡目で選択したダニエル・ジョーンズがその場所をおびやかしているが、今のところ、先発はまだ2度のスーパーボウルチャンピオンのものとなっている。

ジャイアンツでのこれからの日々を楽しみにしているテイトだが、ライオンズ時代を懐かしんでいることには変わりない。テイトは次のように語っていた。

「デトロイトはいつでも俺の心の中にあり、いつでも俺はデトロイトを応援するだろう。彼らがジャイアンツと戦うとき以外はね。あそこが恋しく感じるだろう。彼らは上昇傾向にあると思う。彼らがこれからどうなるか楽しみだ」

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