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新契約については手つかずのQBブレイディとペイトリオッツ

2019年07月23日(火) 09:36

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/David J. Phillip】

トム・ブレイディがNFLでまだ果たしていないと自分で言えることは多くない。しかし、20年目に入る今、6度のチャンピオンであるクオーターバック(QB)に新たな経験が訪れようとしている。

ブレイディはキャリアで初めて、契約年を迎えるのだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地22日(月)、“Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)”の中で「今の時点ではまだいかなる契約の兆しもない」と報じている。

これは6月にブレイディが参加必須のミニキャンプで語ったことと呼応している。当時、ブレイディは「契約やそういったことについてはまったく話したことがないから、今はそれにとりかかるつもりはない」と話していた。

それもそうだが、そもそもブレイディはコントラクトイヤーを迎えたこと自体がない。話し合わなければならないこともこれまではあまりなかっただろう。ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)であるビル・ベリチックは、ミニキャンプでもブレイディの契約状況に取り組もうとはしなかった。

キャリアのこの段階でのブレイディの新しい契約については、予測しがたいところがある。これほどのレベルでこれだけ長くプレーしたQBはおらず、ブレイディはチームにおいて、そしておそらくリーグにおいて、最も輝かしいキャリアを歩んできた選手だ。ブレイディは8月に42歳の誕生日を迎える。

フリーエージェントになったトム・ブレイディは周囲のリーグにとって愉快な想像だが、そうなるとは期待できないとペリセロは言う。ペイトリオッツには昨夏にブレイディを含めて遅い段階で契約をまとめてきた記録があり、動きがないまま今の契約が終わることは想定しにくいとペリセロは指摘した。

ペイトリオッツのベテラン勢は24日(水)にトレーニングキャンプに集合し、翌日からチームが練習を開始する予定だ。

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