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LBワグナーはリスクを避けつつシーホークスのキャンプ地へ

2019年07月24日(水) 10:50

シアトル・シーホークスのボビー・ワグナー【AP Photo/Stephen Brashear】

望むような新契約が得られていないにもかかわらず、ラインバッカ―(LB)ボビー・ワグナーはシアトル・シーホークスのトレーニングキャンプに合流する予定だ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、シーホークスの面々がキャンプ地に集合する現地23日(水)にワグナーも姿を現す見込みだと伝えている。

ワグナーがどの程度キャンプに参加するのかは分かっていない。

29歳のワグナーはオフシーズンワークアウトに参加していたものの、契約状況が影響して練習には加わらず、若手選手のメンター的な役割を務めていた。ワグナーがトレーニングキャンプにも同様の手法をとり、契約が成立するまでケガのリスクを避ける可能性はある。精神的にはそこにいるものの、身体については慎重なアプローチをとっても無理はないだろう。

ワグナーは5月に、ニューヨーク・ジェッツで年平均1,700万ドル(約18億4,000万円)を受け取るC.J.モズリーを超える、NFLで最高額が支払われるLBになりたいと語っており、自ら交渉に立っている。

NFLでも最高クラスのLBであるワグナーは、近年テコ入れされてきたシーホークスディフェンス陣の中心であり、魂にして原動力だった。ワグナーなくしては、シアトルのディフェンス陣は同じ機能を発揮できないだろう。

昨年、シアトルでの契約最終年だったセーフティ(S)アール・トーマスが新契約を与えられないままケガで戦線離脱したのを目にしているワグナーが、ペイデーが来るまでにどれほど自分の体をリスクにさらすかは興味深いところだ。

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