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元HCへのジェスチャーを後悔しないレイブンズSトーマス

2019年07月26日(金) 00:53


アール・トーマス【AP Photo/Elaine Thompson, File】

その時が来たら、アール・トーマスはシアトル・シーホークスの一員として引退することを望んでいる。だが現在のところ、ボルティモア・レイブンズのセーフティ(S)はまだ元ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルへの強い感情を持て余しているようだ。

『ESPN』のジョージーナ・アンダーソンに対し、トーマスは、シーホークスでの最後の試合で負傷した際、キャロルに向けて中指を立てたことを謝罪するつもりはないと語った。

「俺は自分の判断を後悔していない」とトーマスは言う。「チームメイトたちが自分に向けられたものだと感じたなら、その部分に関しては残念に思う。でも、ピートに対してやったことは後悔していない」

彼はフィールド上でキャロルに中指を立てたが、両者の関係が悪化したのはフィールド外での出来事が原因だった。トーマスはHCとフロントオフィスが誠実に自分との契約更新に取り組んでくれなかったと感じている。

「結局のところ、ビジネスなんだよ」とトーマスは語った。「時間切れだったってことさ。ピートとフロントオフィスは俺を評価してくれなかった。以前のようにはね。コーチのキャロルとは話したばかりだったんだ。彼はいかにして新しい契約によって俺を彼らのプランに組み込もうとしているかを並べ立てていたよ。ところが俺は次の週にけがをしてしまって、運び出される時の行動では自分自身も傷つけてしまった気がする。ピートに中指を立てたのは、彼が俺と誠実に向き合っていないと感じたからだ」

さらにトーマスは付け加えた。「こういうのは前にも経験したことがある。何が起きたのか分かっていた。終わったなってね。ピートがやってきて心配するふりをしていたけど、あんたの思惑通りになって良かったなとしか思わなかった」

レイブンズは現地10月20日(日)、シアトルでシーホークスと対戦する。そこでトーマスがキャロルにどんな態度を示すかが注目だ。

【M】