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1年あたり約10億円以上を希望するチャージャーズRBゴードン

2019年08月02日(金) 11:03


ロサンゼルス・チャージャーズのメルビン・ゴードン【AP Photo/Seth Wenig】

ランニングバック(RB)メルビン・ゴードンとロサンゼルス・チャージャーズの交渉の行き詰まりに終わりが見えない。

チャージャーズが将来のスタジアムバディであるロサンゼルス・ラムズと合同練習を行った現地1日(木)にも、ゴードンのホールドアウトは続いていた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは“Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニング・キャンプ・ライブ)”の中で、ゴードンは引き続き1年あたりおよそ1,000万ドル(約10億7,000万円)のオファーを望んでいると述べた。

ラポポートは「この件については数週間どころではなく、メルビン・ゴードンがホールドアウトするのが明らかになった1カ月以上も前から議論し続けている。ゴードンはチャージャーズが自分の市場価値に見合う額を払わないと考えれば、トレードを希望すると語っていた」と伝えている。

「チームはそれを知らされており、私はこのことについて何度か話している。チームには彼をトレードに出すつもりはない。彼らはトレードの意向がないことを彼のエージェントに告げており、本質的には今やっていることを続けていくだろう。つまり、今いるメンバーに集中するということだ。メルビン・ゴードンはフロリダで一人でトレーニングしている。彼らは契約を成立させようと何度か懸命に取り組んできた。彼は1年あたりおよそ1,000万ドル以上のオファーを望んでいると私は把握している。だが、彼らがいっしょになって何らかの取引をするまで、彼は離脱を続けるだろう」

カギはジェネラルマネジャー(GM)トム・テレスコが継続して、ゴードンのオファーを進めたり、トレードのリクエストに同意したりはしていないと主張していることだ。

チャージャーズ側がしっかりと握っている以上、ゴードンからの影響力はない。ホールドアウトは可能だが、1年の経歴をカウントするには最終的にチームに合流するしかなく、そうでなければ2019年に手にすることになっている560万ドル(約6億円)が次の年に持ち越されるだけだ。

5年目オプションに基づき、ゴードンはトレーニングキャンプを1日欠席するごとに4万ドル(約430万円)の罰金を科され、チームの裁量によってプレシーズンゲームをスキップするたびに32万9,705ドル(約3,500万円)を失うことになる。

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