ニューイングランド・ペイトリオッツのセーフティ（S）パトリック・チャンがコカイン所持の容疑で大陪審によって起訴されたことを、現地22日（木）にニューハンプシャー州ベルナップ郡地区検察局が『NFL.com』に認めた。

一件は6月25日にチャンが住居を構えるニューハンプシャー州メレディスで発生した。

ベルナップ郡地区検察局によればこの重罪に直面しているのはチャンのみであり、他の人物は関係していない。

地区検察局のアンドリュー・リバーノイはチャンの起訴について下記のような声明を発行している。

「ミスター・チャンは規制薬品であるコカインの一定量の所持もしくは管理下においたことによる、B級の重罪にあたる一度の規制薬品所持によって起訴された。今回の起訴は2019年6月25日に発生したインシデントに起因する。このインシデントにおいてニューハンプシャー州メレディスの警察にミスター・チャンの住居から出動が要請された。この要請の中で警察は現在起訴されている件につながる証拠を入手した。当時、ミスター・チャンは逮捕されていない。警察の調査を経て、問題の情報はベルナップ地区検察局に差し向けられ、それによってミスター・チャンが犯罪に関係していたと考えるに足るだけの要因があるとの判断に基づき、ミスター・チャンを起訴するとの決断が下された。大陪審は2019年8月に起訴状を回付した。起訴は有罪や無罪を示すものではなく、単に大陪審の発見が犯罪への関与があったと考えるに足るだけの理由となっているのみである。有罪が証明されるまで、ミスター・チャンは推定無罪とされる」

「このオフィスの通例にしたがって、最終的な決議に至るまではこれ以上の情報は提供されない。これは法的手続きの完全性を保ち、ミスター・チャンが公正な裁判を受けるための措置となる」

罪状否認手続きは現地8月29日（水）に予定されている。

ペイトリオッツは木曜日、声明にて「パトリック・チャンの件については把握している。彼の法的手続きが進行している間は、われわれからコメントを出すことはない」と述べている。

また、リーグは下記のような声明を出している。

「われわれは法的措置の進行を見守っていく」

ペイトリオッツがチャンピオンに輝いた3度のスーパーボウルでディフェンス陣の要だったチャンは、4月に1年の契約延長を行っていた。

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